Mother (介護日記)
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横浜駅。
私たちは8号車から降りた。 少し離れたところに駅員の姿が見えたので、手を挙げて合図をした。
歳のいった白髪で小柄なその駅員は 「何号車か、聞いていなかったもので」と少し面倒くさそうに言った。
エレベータで改札に降りることになった。
横浜駅にはすべてのホームにエレベータが設置してあり、 自由に使えるとのことだった。 これはとても助かる。
私は赤レンガ倉庫に行くために、電車を使うか歩いて行くかで迷っていた。
駅員に「歩いて行ける距離ですか? 何分ぐらいですか?」等と質問したが、 はっきりしない。
前回のオフで、桜木町駅にはエスカルがあるのを見て知っていたのだけど、 この駅員は「桜木町駅は、言わないとやってくれないので」と消極的で、 さらに「乗換とは聞いていなかったものですから」などと言うものだから、 私も『ええい、面倒だ』と思って、徒歩で行くことにした。
横浜駅は、地上の道路から少し下がった場所になっていて、 階段を数段昇らなくてはならない。
階段の脇には「JRお客様相談室」なるものがあり、 その奥にエレベータが設置されているのを確認した。
街に出る前、 私は駅員に案内してもらって再び構内に戻り、 観光案内で地図をもらいながら、みなとみらいまでの道を確認した。
地図上では、途中まで細い道であるが、 案内の女性二人の話しでは、特に車が激しいわけでもなく歩道もあって、 歩行者の数も、避けて通るほどではないと聞いた。 みなとみらいまでは、20分ぐらいで行けるだろうとのことだった。
トイレが見当たらないので聞いてみると、地下(=ポルタ)か、 建物の中だと言われ、ルミネに入った。
ルミネのインフォメーションで聞くと、車椅子の母を見て、 「突き当たりのエレベータで3階に上がっていただきますと、 身障者用がございます」と教えてくれた。
身障者用でなくても・・・と思ったが、 フロアをのぞきながら行ってみることにした。
ちょっとわかりにくい場所、倉庫部分の向かいに、 身障者用トイレだけがあった。
明るく、広く、キレイで、縦と横の手すりがあり、 洗面台は普通の高さと、低いものと2つ、 簡易ベッドと、男児用の小便器もあった。 今までに見てきた障害者用のトイレの中で、一番設備が整っているかもしれない。 (写真に撮ってきたので、後日、介護のページの写真のコーナーにUPします)
ルミネのエレベータで1階に下りたところ、 出口は重いガラスの観音開きであった。 車椅子を押している私には、非常にやっかいな扉である。
しかも、このドアは全開状態を維持できずに閉まってしまう。 モタモタしていたら、通りがかりの家族3人が協力してくれて、 無事外に出ることができた。
ところが、である。
「あの〜、こちらは階段ばかりですけど、大丈夫なんですか?」
はい? (@_@;)
ルミネの1階は、地上から階段で数段上がった部分にあったのだった。�堯福陰Α院叩叩�
なんと言うことだ・・・
横浜駅は、ルミネの1階・道路・駅構内それぞれが、 わずか数段の階段によって3層に分かれているのだ・・・
再びルミネの中に戻り、エレベータで降りて、 先ほど駅員に教えてもらったエレベータを使って、 やっと道路に出ることができたのだった。
なんとも・・・
目の前に行きたい場所があるのに、 数段の階段のために、何と言う遠回りをしなくてはならないことか。
「バリア」とは良く言ったものだ。
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