Mother (介護日記)
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2002年06月25日(火) 住宅改修承諾書

今朝は、介護支援センターのAさんが住宅改修についての「承諾書」を持って来た。

旧ケアマネージャーが持って来た「承諾書」とは形式が違っていた。

これに、大家さんの署名捺印をもらって、
母の名前と家の借主であるレフティーの名前を記入捺印する必要がある。

しかし、昨夜レフティーと話したところ、
「今更、どんなツラを下げて大家に行けるというのか」と感情的な部分が拭えず、
『旧ケアマネージャーなり工務店なりが、自主的に連絡を取って行って来い』と言うのが
正直な気持ちだった。

Aさんにそのことを伝えると、
「旧ケアマネージャーさんとは、契約をもう切ってしまったので、
 それなら自分が同行しましょうか? 相談してみます。」と言ってくれたが、
のちに電話で「やはりそちらで処理していただきたい」との返事が来た。


* * * * *


レフティーは今日の昼休みに旧ケアマネージャーに電話することになっていた。
「工務店と連絡を取り合って、大家に判をもらって来い」という内容である。

2時過ぎに、その件についてレフティーから事後報告が入った。
旧ケアマネージャーは渋々了承したそうだ。


* * * * *


6時過ぎ、うちに工務店のNさんから電話が入った。
「大家さんと連絡を取って、明日2時に伺うことになりましたので、
 その前にアリュさん宅に寄らせていただいて、ご記入をいただきたいと思いますが」

Nさんは“2級福祉住環境コーディネーター”の資格を持っているので、
書類が整い次第、旧ケアマネージャーに代わって住宅改修費の申請業務を
請け負ってくれることになっていた。


承諾書について、旧ケアマネージャーが持ってきたものと、
Aさんが今朝持って来たものと形式が違うことを話すと、
旧ケアマネージャーが持って来た承諾書というのは、
大家と賃借人が家族や親戚関係などであった場合に使用する簡易なものであるとのことだった。
この点でも、旧ケアマネージャーは勉強不足だということがわかる。

工務店は、着工前に旧ケアマネージャーと連絡を取っていて、
「あとはうち(ケアマネ)が処理するので」とのことだったので、
まさかこういう事態になっているとは思わなかったようだ。
しかし、借家であることを知りながら書類なしで着工した責任は否めない。


* * * * *


今日は義姉から電話が来た。

痴呆気味のお母さんから「寂しい」と言う内容の電話が
毎日数十回掛ってくると聞いて、先月、私が介護保険の申請を勧めたのだった。

義姉とは自治体が違うのだが、ケアマネージャーの選択が正しかったのか、
介護認定後、トントンと進み、本日から早速デイサービスを利用できるようになった、
と言う話だった。

介護認定では『要支援』なので、1ヶ月の利用枠は¥61500だが、
週に1度のデイサービスと、1日2時間程度のヘルパーの訪問介護を受けるには
充分なのだそうだ。

ケアマネージャーが「こう言ったサービスがありますよ」と教えてくれるので
わかりやすいし希望も出しやすいとのことだった。

多くのケアマネージャーの中からの選択については、
義姉の自治体では業者一覧に記載された「従業員数」や、
どういったサービスをしているかのコメントを参考に、
“母親が途中で嫌がった時などにもタクシーで迎えに行ける距離”にある、
二つの中から選んだとのことだった。

私が未だにデイサービスを利用できないと言うと、
「うちよりもとっくに認定が降りているのに、もったいないこと」だと言った。

そうだ、確かにそうだ。
介護保険料を支払っていて認定も降りているのに、
この3ヶ月間利用できなかったというのは損害とも言える。
ケアマネージャーとの契約書にはキレイゴトが並んでいるが、契約違反である。

適切なサービスについての情報提供をしなかったことについて、
損害賠償も可能と言えるだろう・・・ ま、そこまではしないにしても。


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