取り残されて 二人で手をつないで蔦の絡まる喫茶店を見つめていた重機で取り壊されていくコンクリート欠片が落ちる音をただ黙って聞いていた「世界が終わるとしたら どんな音が聞こえると思う?」深刻な顔で独り言のように問いかける君僕は何も言わずに君の横顔見つめていた終わらないよ世界は終わらない