世を忍ぶ仮の日記
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| 2005年07月26日(火) |
美味しい天麩羅が食べたかったの |
「お父さん。テレビが壊れたの。余ったテレビって無い?」 久しぶりに電話がかかってきたので言ってみた。 「そんな、余ったなんて言わないで買ってやるに決まってるだろう。今度は、ちゃんとしたテレビを買ってやるからな」 物には頼み方というのが御座います。 父は機械フェチな部分があるので、やっすいテレビデオ(←父曰く旧石器時代を通り越して縄文時代)を壊れるまで普通に見ている子供達が恵まれない哀れな子でいたたまれなかったらしい。 台風が来るかもねっていうこの日、全然台風情報が分からないので、買う父が東京に来られるかどうかすら分かりません。 「もう、台風来るから前の日行け行け行け行けって言ったんだけどねえ。家からそんなに追い出したいんかー! て怒鳴られて終わったわ。ま、そのとおりなんじゃけどウフフフフ」 母が心底楽しそうです。父は最近ママが優しいんだって言った筈なんだけどね。 ミッションとしては交通費三人分二回、全部ねだれっていうのがあったんだけどそれは無理。ものには頼み方というのが御座いまして、限度額というのも御座います。 しかも私、青山で身ぐるみ剥がして以来ちょっと嫌われ者だもの……根に持ってるんだもの……くすん。 台風の中東京に着いた父から「おおい近くにテレビ売ってる店が無いー」と電話がかかってきた。 「あー……秋葉原……?」 なんか怒鳴られた。遠いって。半径50メートル四方以上歩かされたらタクシーという人の距離感がはかれません。 その後、何を食べようか考えに考えて、何故かどんどん値段がつり上がっておかしいな私の脳内とはしゃいでいたら、台風で予定が潰れたピロが行くと言い出して、台風で図書館が閉まったKも、試験真っ直中で全然出来てないと騒いでいた筈なのに行くとか言い出した。 いやいや、これ流石に4人で行く計画で練った食べ物プランでは無いのですが?(鬼) でも、お父さんはあらかじめそんな事の出来ないように行く場所を決めていた。チェッ。料亭街にある天麩羅屋にキャンセル電話を入れるなんて。
でも父の連れて行ってくれた御飯も美味しかったので全く構わない。結局美味しければ好いの。 刺身は美味しくないと食べられないわたくしなんですけれども、エンガワもついて季節のハモも、白身のお魚にはゴマと塩で食べるという趣向もいいわ。 「あ、エンガワだ☆」 私がはしゃいでいると妹達が 「エンガワってなあに?」 「ほわ? さっき食べたのがエンガワ?」 「分からずに食べちゃったよ!」 「あ、この口の中にあるのがエンガワの筈! ほっちはわにはるのはえんはわ」 ハモにも「ハモってなあに?」とか言ってる人がいたので思わず「可哀想な子がいる…」と涙ぐみました。ピロが「これって家でも出来るかね〜」というのでそれにも涙ぐみました。 誰かちゃんとしつけろ。 お父さんの「あ! お前未成年か!」とKに言う声がでかくて店員さんが笑っているのがウケる。 ……試験前なのに黄色くて苦いジュースをゴンゴン飲ませていたからネ☆ 米の絞ったジュースも芋の絞ったジュースも飲ませたぜ? 親の教育方針が甘いんだな。 父が酔うと愛を振りまきはじめるので私は淡々と食べてました。むしろ会話そっちのけで金目鯛だ。 とかやってたらお前の髪型は失敗だって言われたプー。 ……ショボーン……。 第三夫人が本格的に第二夫人に昇格されてるとか元第二夫人(現在奴隷)はいつまで降格されたままなのかとか新しく恋人浮上とかいうネタを娘三人と一緒に話す家族って変かな。変だよね。 だって全部男なのにね……。 父:「いやあそのツッコミは血の繋がりのなせる技!」(家の中でツッコミなのは他がボケすぎるから) 私:「いやこの程度のツッコミは確実に第二夫人の方がうまいよ…(もぐもぐ)」 ピロ:「ああ、そうじゃね、うまいよね〜」 K:「そうじゃ〜」 妹達からも受け入れられまくっている第二夫人。 まだ見ぬ新しい恋人はどんな男だろう……フフフ。 お父さん、酔った勢いでツルッと言っちゃったよ、恋人。
食べ終えるやいなや青山に移動。 ブルーノートに行こうって。 ピロが父の隣に座ったので、音楽が鳴っている間、ピロはずっと父の蘊蓄を聞く羽目になってました。 私は「あ、ギターが指輪物語のドワーフっぽいね」とか「ねえねえ、レディオヘッドって覚えてる?」「うん」「キーボードの彼が…」「あ、私も思った」など音楽に関係ないことばっかりピロとしゃべって、ピロの頭がぐっちゃになってないか心配だと思ったら、帰りのタクシーで 「パッションフルーツって美味しいねえ。パッションフルーツまた食べたーい」 とほんわ〜していた。頑丈な子はいいねえ。
ちなみに父は一緒に帰りません。 なんか男の人とイチャこきながら青山の骨董通りの裏に消えていった。 そこ、BL小説のネタになってるような場所なんですけど、お父さん。 別に楽しんでくれていいよ? ウフフ。
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