世を忍ぶ仮の日記
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| 2005年06月21日(火) |
グラフはいつも右肩あがり |
有言実行、病院に行ってきました。 前の日から「聴力検査がイヤだよおおお」とうぉんうぉん泣いていた。検査は高いし絶対引っかからないから無駄に終わるし何よりも聴覚に対する普段は漠然と存在して当然だと思っているものの根底から疑う、孤独な作業で、検査中に毎度鬱になるのだ。鬱になって「そもそも耳に聞こえていると思って生活していると思いこんでいるけれども本当に全て聞こえていると言えるのであろうか」と聞こえないものを聞こうとする誤解全て誤解だ! どうしたんだオレは…どうしたんだ人間は…と考えている内に、聞こえているのにボタンを押し忘れたりします。集中力が無い。 今日の検査もやっぱり「これは酷いです」というようなグラフは無かった。基準値内だ。毎度検査結果を覗いて見ているのだが、高音域は病気中でも基準値より高いのだ。低音域はやや低めだが、生まれてはじめて難聴になった時より全然マシ。 「あなたはどうやら耳が良いようだから過敏に反応するんだね」 えー? 自覚無いよ耳がもっと良いならば、私は……私は……(言葉にならない)。 「内リンパ水腫です」 新しく付いた名前に吃驚する私。 多分、メニエールと良い飽きた医師達が、新しく名前を流行らせようとしているんじゃないかと勝手に妄想(内リンパ水腫の一種にメニエールがある、というのが正しいのかな)。 ドクターの説明に対して、どういう仕組みで内リンパ水腫になっているかについては目を輝かせてきいていた私だが、いざ「原因はストレス」と言いはじめたところで意識不明。 しかし。このドクターは今時珍しい、耳鼻科で、全くストレスや自律神経の乱れに興味の無い御仁であった(ネットで調べたら頭部癌が専門だって。そりゃストレスなんかどうでも良いに違いない)。マニュアル通りに「自律神経の乱れが原因と考えられていて、ストレスを感じると(略)」としゃべり出すのだが、問いかけ形式でさえ「言い飽きた…」「どうでもいいし…」という気持ちが端々から伝わってくるやる気の無い、棒読み口調で大変有り難い。胸ぐらを掴む気持ちは一気に萎え、「そうです。もう聞き飽きました」という私の端々から伝える「はあ…そーですかー」も相手に伝わりええ塩梅。 「じゃあ私の方はシンプルな薬を出しておきますね。どのくらいがいいですかね」 ちょっと生き生きする。げんきんな人ね…くす。
処方箋薬局で出された薬は水薬だったのだが。 これが、一昔前に大病を患った人が飲む為に枕元に飾られている瓶に入っているかのように仰々しい。効能も仰々しい。 余りにも仰々しくて吹き出してしまう。 しかも大量で更に私の笑いのツボを刺激してしまう。 「す、すいません。予想以上のものが出てきたもので……」 冷蔵庫に水差し2個分の薬が収まりました。邪魔やで。間違って飲んだら死ぬよー>妹達。 薬剤師さんが「この薬は、飲みにくいというか。甘いというか、苦いというか、酸っぱいというか」というので更にツボる。 飲んだのですか?>薬剤師さん
帰って飲んでみたら本当に甘いというか苦いというか酸っぱいというか、という味だった。 飲んだんだ、味見したんだ、薬剤師さん。
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