世を忍ぶ仮の日記
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切れ痔になりそうだ。努力根性気合い。間違えて切れ痔になる。 朝早起きして移調してみて、電車に飛び乗ってひたすら楽譜を持ってブツブツ呟く。 10時に学校待ち合わせ場所に着く前に一服。 声楽のレッスン前ですが、一服。 レッスン前の独特のテンションが好きです。エンドルフィン出てる出てる手が震えるーあの感じが結局溜まらなく好きです。多分舞台の前のどうしようもないのもきっと好き(耐えきれなくて壊れるが)。 10時に待ち合わせして「今日のレッスンって何時から?」とそこではじめて聞いてみたら、50分先だった。 50分みっちり打ち合わせをしようってことかい? セニョリータ。もしも私が30分遅刻すると読んでいたならそれは大正解ってもんだよ、今回は偶然待ち合わせ時間よりも10分はやく着いてしまってね。 「声の調子はどう?」というメールを前日に送ってくるような子である。返信に「声の調子は声を出してないので分かんないよー」と返す私である。 私はこの子よりも、一緒にいて「私って根本的に駄目だ駄目人間だこの子に比べたら私は卵子通り越して先祖七代までやりなおしてしまいたい」と思わされる子はいないのである。他の子も勿論みんな凄い人ばっかりなんだけど、なんつーかエリザやったこの子はホンマ根性が凄い。気合いだけで圧倒されて平伏しそうになるね、オレは。 この子を部長にして良かったー! という想いも同時にこみ上げてるのは副部長だからですかね。 おっと丁度授業の分かれ目があるから空き練習室が無いか探してみようという話になり、珍しく練習室が空いていたので、即刻合わせる。 即刻、絶望の淵まで追いやられる。 「ごめんなさいもう人生最初からやりなおしてまいりたいですっていうかあなた何者ですか!?」 伴奏中に、伴奏者が弾けない箇所を 「ん? ここはこんな感じ」 と弾き語りするなー! しかも超絶コロラトゥーラ部分を。伴奏しながら歌うなー! 怖いよあんた怖いよ! 私は毎度のことですが、伴奏してもらってはじめて「この歌ってこんな感じなんじゃなかろーか」という塩梅です。悪い塩梅です。ちなみにフランス語は噛みすぎて結局移調もへったくれもみそくそもなかった。 一回死んで人生やりなおしたい。生まれ変わりたい。 一通り歌ったらもう時間になったので、レッスン室に行ってみる。 「二人ともどう? 調子は」 「元気です☆」 彼女は朝から元気満々である。 「君は?」 「あー…思いっきり叩きのめされて正直ダメダメですっつーかそもそもがダメな調子ですね。根が悪いので調子もへったくれもないっす。で、先生はお元気ですか」 「なにそれ? 僕はまあいつもどおりだよ」 「ほお。いつも通りお疲れ気味ですか」 「うんまあねえ」 彼女は無言になってしまった。 駄目人間語は通じないのでせう。 まあまずは彼女のレッスンからです。 気合いが入っているのでテープにレッスンを録音しているのを見て、また打ちのめされるとです。 レッスンを録音って小学生の頃からやったかやらないかだよお母さんなんだろうこのやる気の無いおうちは。ねえ。今MDウォークマンが、電源抜くと一秒も動かないんだ。だから録音機材無いのね、どうなんだろうそれって。 あたいはぴあのがへたなので伴奏もだめだめなのです。死にたい死にたい死んでしまいたい切れ痔。痔の種類って七種類あるーって高校生の時授業中に単語のひとつも覚えずに痔の種類ばっかり言っていたなー。ドイツ語の単語でも唱えてれば良かった(後悔)。 ぢには今なってません。気合いが無いからね。 「ごめんなさい」とか「うおう」とか「ぎゃあ」とか言いながら弾く伴奏も全部テープに入っちゃったよ、うわあん。 で、次は私のレッスンです。久しぶりです。一応発声からやります。 「ちょっと走ってみよう(注:その場で)。君、普段から歩くのとか遅い?」 「ああもう歩く前に人生の歩みが人の二倍です。とろいです何事も全部とろいです」 「いやそれじゃなくて、普通に歩くの」 「そんな具合で歩くのもとろいです。転けます」 「カポカポ歩かないで走ってねー」 「下駄だから無理ー!」 レッスン受けろ>自分。 「はい、じゃあ次は歌ってみよう! しっとり歌い上げよう!」 「恥ずかしいから無理!」 ……? 一回転してまで抵抗するか?(注2:羞恥心一杯なへんてこりんな曲ほど燃える自分がいます。変態です) しかも歌いながらなんとなく会得の方向で、一度目のレッスンで「だいたいオッケー」と流される。 せんせー、彼女に対するオーケーと私に対するオーケーが同じテンションのオーケーだったら彼女に対して無礼な気がするのでやめてください。 よっしゃもっと盛り上がる方向で、息づかいとか入れようというアドバイスになってくる。 なんだろーなー。友人の時は確実にテクニカルアドバイスと、揺らすテクニカルアドバイスだったのに、息づかいかー。息づかいとか盛り上げ方かー。 せんせーいくらなんでも人を見てレッスンしすぎですよ私にもちょいと一つテクニックを伝授してくださいよー(いやあ練習してから言えってかー)。 これ以上は家に帰っても練習出来ないので、正直家族の前で歌えないし、本当に人が居ない日を狙って練習してるんですってばっていう報告で無理矢理日本歌曲を終了。 いつか北海道の友人の発見した犬の死ぬ歌でも持っていこうかなー(最悪)。 仏語の歌? そんなのありましたっけ? 時間切れです。タイムオーバー。
レッスン終わっておしゃべりをして、駅の前で「本屋に寄るから」と言って友人より新刊を選ぶ屍。ヲタクとかまだ綺麗だ。 人間じゃないよなオレ……(遠い目)。 しかもカウンターに問い合わせしたらまだ『蝶狩り』が入ってない。友人を切ってまで捜しているのに。 燃え尽きた体で本屋にいたら、何も発見できませんでした。 まあ、一応買うものはあったのでテキトーに見繕っていざ電車に乗ってみると電車の中で読めるようなものが無かったので、しかたなく漫画を広げていたら、途中で乗ってきたお姉さんが私を見ていきなり黙った。 あのう、よしながふみは電車で読んじゃダメですか? 私、最近の作品なら全然平気だと勝手に思いこんで読んでたんですけど、何か不都合ありましたか? フラワー・オブは学生時代の心をくすぐられる楽しい作品だよ?(なんか佐藤さんの言い訳みたいだ)
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