世を忍ぶ仮の日記
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| 2005年04月29日(金) |
伏せ字にしても仕方ないかなって |
全てを伏せ字で済ませられればいいのにと一瞬よぎったが、それは相手に失礼であろう。
今日は、角田光代先生と三浦しをん先生のトークショーが行われました。 15時開始ですが12時渋谷待ち合わせ気合い満々過ぎて気持ち悪い三人組。当時エセコナン現在暮トマル、リーサル・ウェポンクロエミツ、そして私という濃ゆい三人が祝日昼間に集まった。 ランチを青山のこじゃれたティールームで、シャレた話の一つもせず、「冷静になれ! リアル中学生はあのくらいだ!」「あれは異世界テニスアクションファンタジーなんです!」「なんだよ中学生で愛読書五輪の書って! ていうかあなたが行ったオンリーの相手の人が思いつかないんですが」「読んでないから分かんないけど絶対ハマんない」「そんなことは無いですフフフ」「なんたってにんそく……」「忍足って普通に変換できるんだよね、おしたり」「吃驚だよ」「跡部もイッパツで出ますよ」 濃すぎるからやめれ。 私がちょっと息抜き一服している間に、ごそごそっと本を取り出している二人。 明らかに腐女子臭がします。 「いや、でも両方とも初版なんですよ」 それは今日絶対サインしてもらうぞと持ってきた『月魚』。 「お、私も初版だばんざーい!」 ……結局私も取り出してるじゃん。 そして本屋へ移動。早めに到着したら角田先生が先に到着されていて、フーと一緒に一服をしたり……凄い至近距離にいるのに分からない振りをするっていうのも難儀だなあとあさっての方向を見て誤魔化していたら、ママンから電話。 母:「今どこ?」 私:「青山」 母:「いいないいないいいないいな!」 私:「……‥‥・・・うん」 青山で何をしているのか問われなかったので言わなかった太陽の当たらない地下一階本屋片隅講演会受付待機最前列。 見事整理番号1、2、3と美しくゲットして、そして挙げ句の果て他の4番以降の方々が遠慮がちに3列目くらいに行っている中、何を迷う必要があろうかと最前列真ん中しをん先生よりを選ぶわしら。入場から開演までずっとヲタトークで「3日なの!?」「4日も行くけどね☆」「私、4日スペースありますよ…」「え? 出すのこれから…」「いやむしろ狩る専門で。こないだ私、30分で30冊買った時は自分天才だと思いました」「30分で30冊って……単純計算1分1冊……。ていうかお前どこの大金持ちの子だー!」とか叫びまくってました。いつどこでどうしてこんなに開き直っちゃったんだ。 開始の合図までに暮さんとクロエさんはメモ用紙とペンを用意してスタンバイ。私はノート取る作業が出来ない(やった事が無い。板書なら兎も角、しゃべっている事を書くってスキルがゼロ)。 登場していきなり、「本日遅れたのはしをん先生が古書店巡りをされていて…」と案内役の女の人が。凄い嬉しげな表情のしをん先生。げへへっていう顔ですね。 その後しをん先生はのっけから「にやり」「にやにや」「にやー」を連発する対談。対談というか、角田先生が案内役に回っちゃってしをん先生の本性を出そう出そうと腹の奥底でニヤリとされていた気がするのです。実は、角田先生の方が黒幕だ。大学時代演劇をやってらしたというが、脚本演出の方が多かったのではなかろうか。こう……役者をいじってナンボ精神が見えた気がしたのは気の所為か……? しかし我々には非常に有り難かったのも真実。有り難う御座います角田先生。本来、出版記念は角田先生なのに。 「しをん先生は古本屋さんで働いてらしたそうですが、そこでこれは馴染みのお客さんと「これ入ったよ」というような会話を交わす、というような体験はありますか?」(ちょっと台詞が違ってると思います) 「あー……私……こんな事言っていいのかな…私、同人誌担当だったんですよ。それで、だいたいどのお客さんがどのジャンルでどのカップリングにハマっているか(この辺りで我沈没)だいたい把握してるんですね。だから、そのお客さんが来た時に、その同人誌が回ってきたらちょっと高値つけてバーンと店に並べて、案の定その人が買っていった時はウッシッシと」 ヒィー! わ、私は今んとこ関係無いけど、み、みんなお店に行ってる時気を付けてね。面、割れるもんなんだね! こんな事言って良いのかなあが多い今日の楽しい対談。 「主にホモ小説、ホモ漫画ですね。といいますのも(力説モードしをん先生)ホモ小説、ホモ漫画っていうのはすごい出版から絶版に至るまでの回転がはやいんですよ!」 思わず頷く最前列二人。 そうしたら 「ね! ねえ!」 と最前列二人クロエと私に振られてしまつた。 お・・・お! 恥ずかしい! 消え入りたい! まあ、実際あのレーベルは重版がかかるのが非常に珍しいのですよ。サインされている時に吹き込めばよかったのだが、飯田橋の駅ビルに入っている本屋の充実の仕方は好ましいですよー。意外な掘り出し物が新刊書店でもあります。それはきっと出版社が近所だからだろう…。
その後も愛蔵版と文庫版と最初に出版された版で、3種類持っているけどあれは何冊だっけというのでクロエが「さん? 三冊だったような?」と言ったら普通に案内役のお姉さんに拾われてしまったりと痛々しいことこの上ないです。 クロエミツによると「やっぱり5冊だった気がするー!」だそうです。テレビダヴィンチの方、調べて字幕で訂正しておいて下さい。 対談が終わる頃には良い具合にマニア会話を聞いた後の幸せ感に浸っているわし。 角田先生は最近まで大人買いをした事がなくって、梅雨時に大人買いをしてすごくドキドキしたらしい。 「重くないですか?」 と角田先生に問われて 「私は両手一杯に漫画と本があると凄い充実感があります」 とあっさり言い切る男前。 ……こないだ同じことを体験しつつ広島から帰ったっけな……坂道が軽やかになるんだ…荷物が本だと。 帰り道で「大人買いの次には棚買いというのがあるんですよ」とまだ未成年の子が新しい買い方を私達に伝授してくれた。クロエ、あんた怖すぎるから。角田先生にそれ言ったら本気で吃驚するよ、あんなに嬉しそうに大人買いを報告する大人なんだから。(しをん先生は絶対大丈夫だろうが)
さて、サイン会の準備の為と先生方が一度下がられました。 サイン会で、サインをされている間に何を問うか綿密な打ち合わせを行うわしら。暮さんはニキちゃんの昨日、クロエさんは次回作箱根駅伝はしをんのしおりの1月のアレですかというネタ。 私はあっさり三番目なのに二番目の暮さんが「自分設定は…あるんですか! あるなら是非!」「いや、そこは皆さんの想像で」と笑顔で交わすしをん先生に「も、妄想でいいですか!」と叩きつけてました。 最悪です。 そして自分の番になったら 「あの、buck-tickの今回のツアー、ゴスロリホラーショウには行かれましたか?」 と問うてました。 「あ……(ちょっと黙られた)京都、奈良と行きました」 「京都! 奈良!」(ごっつーうらやましー) 「……もう行かれましたか?」 「あ、いや、これから広島、神奈川と行く予定ですが、も、札幌やら追加やら行っちゃおうかなっていうくらい滾っ…」 「私もまだまだ行く予定で、全然仕事が進まないんですよねえ。……今回のアルバムは聴きましたー?」 「あ、ハイ! あの(ちょっと小声)心の中に15才ゴスロリ乙女を飼う30代オヤ…(ブフッ)す、すいません」 いや、確か多分周囲私意外も吹き出したような気がしなくもない。 「そうですよねー。乙女なところがポイントですよねー」 しをん先生はそうおっしゃりつつサインを終えて、ありがとうございましたー! と本を持った頃にはもう立派に煮えたぎったヲタクが仕上がってヤバい脳内麻薬が出ていた。 なのに出口でテレビカメラにとっつかまる私達。 あー…お洋服だけでも非ヲタクで「偽れてる?」と青山で散々言っていたのも、全部無駄。 私達がヲタクだからとっつかまえたよね、テレビダヴィンチ。 スカパーはどうせ持ってないしいいかー、とよじれた頭でテキトーにしゃべったら、暮さんがまたしても優等生で素晴らしい語りをみせていた(あんたあれだけのネタをどこに仕込んでいたのよ)ので、暮さんだけ流れると思います。編集の都合、私のは無駄。
ギャー! 楽しすぎたよどうしようと青山を渋谷駅に向かって歩く。 そうして一度、トリプルブッキング最後の人達と顔合わせをしたのはいいが、渋谷の人混みの多さに辟易して、もう移動してしまおうということで私は一度銀座でヲタク臭をなぎ払ってくる。
デートの予定をしていました。女ドンファンと。 しかし最近貞淑な彼女。 「だって、惹かれるような男が居ないんだもん」 相変わらず久しぶりなんだけど馴染みのフレンチの店で私より確実にお姉様なファッションに身に纏った彼女は、みんなが「めくっていい?」と言いつつもめくらなかったスカートを、出会い頭に 「めくっていい? ていうかあ、ごめんめくっちゃった☆」 と手の方が先に出るような女です。かっくいー。 顔立ちが加藤ローザに似てると思うんだけど、あんまり周囲から言われてないらしいんだよなあ。変だなあ。あの顔と雰囲気の甘さはそっくりだと思うんだが、最近ファッションに変化が出たからその所為か。 立派に働きつつまだ資格を取ろうと頑張りつつピアノも弾きつつバイタリティ溢れる彼女は、上の人を使っているという噂を会社で流されるくらいの人物となっているらしい。かっこいー。 「だってさ、昨日も上司が合コンに行くから先に帰ってるから、仕事のメールの最後に【じゃあ楽しい合コンを】て入れたら、いつも全く連絡しないのにいきなり速効電話かかってくんだよ? やましいんなら行くなって感じじゃない? もしくは堂々と行け」 本人はシンシアリー上司のつもりで入れたらしい。感覚が普通の人とは違うんだから吃驚したのかな、上司は。私だったら「ハーイ楽しんできまーす」と入れるがな。でも「楽しいコミケを」と入れられたら速効電話しちゃうな……(やましい)。 お互い、根っから毒吐きキャラなので多分普通に会話している事が結構な毒素だろう。 会って直ぐに「あ、相変わらず本を持っているのね」と言われてしまい、ごっつー言い訳をあいかわらずかましました。 や、やましくないのに! 腹の底で、今日の会話に対するやましさがあるからか、どこか相変わらず「本読んでてごめんなさい」態度が取れない。 しかし毎度あのお店に行くと腹が満たされるというか心が満たされるのう。やっぱヘルシーなフレンチはつまんないよ。メインに豚を頼んだら、原寸大がどのくらいか写真に収めちゃいたいくらいデカい豚が出てきたよ、嬉しい。 前回行った時とほぼ同じメニューで頼んだかな。生のホワイトアスパラガスじゃないと厭だからラッキーとか、あそこのゼリー寄せやテリーヌは美味しいからフォアグラ食べてっていうかまず女ドンファン改め、姫が「フォアグラ食べたい気分」という理由でわたくしが予約させていただきました姫! という状態で二人でフォアグラを食べ、肉食べて、デザートは相変わらず高貴なプリンでシメ。 コーヒーは河岸を変えてくっちゃべって「うーんと、私は地下鉄がはやい、かな?」とか言って見送った後に「今どこですか?」とメールを打ち、JRに乗りました。 浮気してる訳じゃないのだが……。 このやましさはなんだろう。
いい加減長くなったので、次の日へ。もう夜更け。
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