世を忍ぶ仮の日記
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2005年03月06日(日) マニア系とヲタク系

どり君(女の子)に
「ショパン下手下手病をどうしたら良いのでしょうか先生」
と、ショパンが得意な彼女に相談してみた。
「理詰めが良いよ。あれでけっこうアナリーゼすると姑息な手を使ってたりするから」
「ぬあ! あいつ、天才ぶった耽美ぶりっこの癖して実は理屈で観衆を騙していたのだなシャイセ!」
ショパン=耽美のイメージを平野氏に埋め込まれた私はやや耽美イメージ強い。耽美なんだけど弾きにくいんだよ助けて〜! 
「それよかさ、君には是非、スクリャービンの後期を弾いて欲しい訳だ。アハハ」
「狂人系ですね……」
しょぼん。
「いやいや、意味不明っぽい中から意味を見つけ出してインスピレーションが沸くタイプだから? 私はついつい理詰めで固めがちだからさ」
「ウホッ! 私は確かにインスピレーションにかけては得意っていうか、妄想が先走るタイプだわ。妄想先にありき。妄想が無いとはじまらない。シューマンとか妄想してて楽しい。私、ヲタクタイプだからかもしれん」
「私はマニアタイプだ。突き詰めて全部自分の知識にしないと気が済まないんだけど、イメージが沸かない」
「あ、イメージ命! イメージっつーか全部妄想」
「インスピレーション系で、スクリャービンとか、あと、イメージ先行系のドビュッシーとか、あんた向きだよね。私苦手」
「おおう、確かにイメージは得意ですよ。サイドストーリー作る勢い?(は?)詩とか書けちゃう。逆に、ラヴェルの数学理論が恐怖」



音楽にもマニア系とヲタク系があるんだな、と。
私は確実にヲタク系なのでインスピレーションだけで(だ け!?)乗り切ったり気力だけとか迫力で誤魔化すとか色々やりがち……(あー…よくそういう同人誌ってありますね……)。
彼女は評論系とか理詰めのレポートが得意だった。
私は詩のレポートで更にポエティカルクリティカルレポート提出したりしてた。
極めつけは、
耽美極地の歌、ラフマニノフのヴォカリーズにピコ1さんに捧げる歌という歌詞をつけて歌ってあげた(迷惑)事、とか、ピコトリオ真っ最中に
「よし! ここは天使が飛ぶイメージだ! 行くぞ!」
と、ヲタク系統の人間が集まっていたので誰一人として「天使イメージってどんな音ですか」とツッコミを入れずに「行くぜぃ!」と天使イメージに没頭したりとか、とかくイメージ先行型。
一応、トリオは理詰めもしますよ、一応……。
マニア系のどり君はどっちかというと、リストのダンテを弾く為にまずダンテの神曲を読み、その後リストは阿呆なのでヴィクトル・ユーゴーが書いた神曲に感銘を受けたエッセイを読んで感銘を受けたリストがそれだけで作曲したというエピソードまで調べ上げて、自分の苦労に愕然としていた。
一長一短なのは分かるのだが。



このキャラクターで結婚式用の曲を弾くのはキッツイです。
幸せのインスピレーションが沸きませんよ! 沸くかよ! 葬送行進曲しか弾けないヨ!(絶叫)



とりあえず譜読み16小節で苦しんでいた20ページくらいの曲がいきなり山場を越して、残り1ページまでになったのでちょっとスッキリした。


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