世を忍ぶ仮の日記
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2004年09月18日(土) のだめワールドin岩国

今回帰省したのは、半ばステマネの手伝いをしに行く為でも御座いました。
それは勿論尊敬する師匠の手伝いをする為で御座いますとも。
母が「ゲンゲン(師匠)のお母さんね、あっしとそっくりなタイプなん」と言った時点で
「こ、これは帰らねばなるまい」と危機感を抱いてしまった。
「椅子運ぶメモとかある? 上手に何個、下手に何個とか」
「そういうのは誰かやってくれるんじゃないん?」
あんた責任者でしょー!
「だって降り番とか乗り番とかあるでしょ、上手下手に分かれて椅子の数変えたりしなきゃなんないじゃん。大丈夫なの?」
「かみてしもてってなあに?」
……帰省準備ゼロ状態で必死に帰省しました。
恩師の為ならえんやこ〜らさっさ。
母がヤバさに気がついてないのでえんやこ〜らさっさ。
とはいえ、過去ステマネ(ステージマネージャの略)の手伝い、しかしたことが無かったので、誰も知らない状況で、ステマネの位置に立たされたらどうしようと不安感に襲われたりもする。
ステマネの時間予定表は既に用意されていたのをこっそりと(何故こっそりなのよ!)チェックして、自分がいざどういう場所にいないといけないか、なんとなく把握。
母との電話で既に自分がやるであろうことは覚悟がついていた。
まんぐーすのだめ。
ではなく。
チケット受付に居たら「だ、誰か場内アナウンスをやってくれんかね」って。
東京からどうせそんなこったろうと思っていた私は、やりますと挙手。
「むしろやってみたかったんです」(←嘘ですよ、流れをよくする為の配慮です)
会場内の雰囲気を良くして演奏者が気持ちよく弾けるように努力するのがステマネの仕事です。
これがアナウンス原稿です、と渡された途端、滑舌練習を猛烈にしはじめる。
恥ずかしくなってとうとう外に出て練習する。
あいうえおいうえおあうえおあいえおあいうおあいうえ、のあかさたなはまやらわの練習。
その後、劇○四※練習法、母音練習までしてしまう。
「おんいうあ、おあいおういああいあいえ、あいあおうおあいあう」
恥ずかしい……(赤面)。
ゲネプロの間に、こっそり舞台を覗いたら、『のだめカンタービレ』の大河内君そっくりの人が指揮してて、ツボった。
写真撮るまでも無い。大河内そっくりなんだもの。
ミノリン。人柄はとっても良いんだけど……香水くっせえよ…?
ソリストの一人に同級生のあやちゃんがいて、親も師匠も公認なのか、彼氏のジャガ(じゃがいもっぽい顔をしている)も居た。
彼はとても気がつく性格なので、裏で色々こっそり色んな人を助けてくれていた。
そしてゲンゲンは、あいかわらず素っ頓狂だった。
色んな人に気遣いをしまくって先生に恐れ多い! と思わせた後、唐突に控え室に鍵をかけて引きこもり瞑想、その後はストレッチなどをして軽く「ヤバいんだよ〜ん」とまたしても社交モード(自分世界中心)。
「あなたまたそんな変なことして(ストレッチをしていたゲンゲン)。またコンマスに真似されるわよ」
奥さんに注意されてます。
「いやあ、これがボクよりボクに似てるんだよねえ、彼のボクの真似」
見、見たい! 妖怪より妖怪っぽい妖怪の物まね。
オープニングの挨拶アナウンスを入れた後、「花束贈呈!」と大騒ぎする楽屋付近。
……それも私が前々日あたりに、「誰がやるの? 確認取った?」といって投げ出されたんだよ。
なんだかんだ学校に近かったが故にステマネの手伝いをする機会が多かったので、何が当日足りなくなるか、だけは妙に知っている。
昔学園祭でやってたオーケストラanimaと全く同じパターンだ。アナウンスは必要無かったが。
「私、行けます!」
オーケストラがハケた後にアナウンスを入れるので、花束贈呈くらいは出来る。
人員削減。
軽く浴びた舞台のライトは気持ちが良かった〜(悦)。
いや、そうじゃなく。
花束渡した後に唐突にアナウンスモードは実はきびしかった。

ちなみに大河内似の彼はヴィオラを弾いてました。
香水は、ブルガリブラックを大量につけているか、もしくはシャネルのエゴイスト。
ゲンゲン娘さんに「ミノ君、ヴィオラなんだよね? なのに指揮してるね、くす」と笑われてましたよ……。
最後のショスタコ(オクトパスの一種・嘘)は素晴らしかった!
ゲンゲンが指揮振りしながら豪速で弾いていって、大盛り上がり。
本当に上手い人が弾くと、引きずられるように演奏がよくなるというけれど、唐突にチェロが歌いだしたのには吃驚した。
演奏も大変そうだけど、全部(聴ける範囲、花束探したりしていてなかなか聴けない)凄かった。
アンコールの子犬のワルツに至っては「こ、小型犬の子犬? 手乗りサイズ? 暴走中!?」という勢いで子犬のワルツを弾いた。
ああん、ここにぴこぴこ2さんがいて欲しかったが、忙しくて無理なんだろうな。寂しい。
しっかしオケのおなごはみな可愛かったですのう。黒いドレスも、コルセット風やらなにやら色々シフォン素材やらなにやら可愛かったです。
花束渡した後速攻アナウンス席に入って「私は……場内アナウンス!」とマヤ状態(ガラカメ)入ってアナウンスし終えて、そこから速攻片付け!
片付けもステマネの仕事!
椅子やら譜面台をガシガシ重ねて乗せてました。
気分はモモカン。
背後に役に立たない青年が一人ぽつねんと立っていたが、指示する気力ねえや、自分でやっちゃえ。
大河内そっくり君はしっかり者なので片付けをしまくってました。
人の良い大河内君……。凄く不思議。
舞台の片付け等おばはん手伝い衆(母等)がやらないことばっかしてたので、私は何もしてない人扱いされがちです。
特に母に。
「あんた何しとったん。受付おらんでから〜」
「は? ステマネっていうのは裏でオーケストラや出演者の方々が心地よく心配なく演奏していただけるよう極力努力する、舞台の裏の仕事だから、舞台裏走ってたんだけど。あとアナウンス」
「あー、受付おったけ知らんかった。そんなんしよったん」
「花束渡す係要るって言ったじゃん。予想通り居なかったからそれもやった」
「ふぅ〜ん。あっしは人前に出るのイヤじゃけえ断ったわ〜。あんたが出たん?」
だからそういう人が絶対居ないと思って危険だと思って無理をおして帰ってきたんだっちゅーの!
開場のゴミの片づけは……やってる振り程度にして(いい加減意識不明になりかけていた)、レセプション開場とかいうところに移動。
飯食った。
アナウンスのスイッチ押す寸前にお腹がぐうと主張する程度に空腹だったのだ。
何も見えない状態で食う。
とりあえず愛ちゃんには挨拶する。
数年前、苦しい作曲科試演会で一緒に苦しんだ(愛ちゃんはそれすら楽しめるキャラだった)メンバーなので、懐いているのだ。
ぴこぴこ2さんの話もしたら、
「いっぱいお世話になったんだよぅ」
とあいかわらず謙虚で可愛いこと言ってた。
ああ、愛ちゃんも可愛い……。
愛ちゃんがはやくに帰ってしまったので更に食う。
ゲンゲンは人がたくさんいるけどゲンゲンのテーブルには人がいなくなるドーナツ化現象が起こるので食いながらゲンゲンにお酌する。やっぱり恐れ多い人なんだよね、ゲンゲン!(フォロー?)
お酌しまくり。ゲンゲン、酔ってまえ〜!(笑)
私は、疲れて林檎ジュース飲んでました。
レセプション会場の片付けする頃には揺れてた。疲れて。
ヘルK月をイジってみたりしつつ。



帰れるー! と思ったら、電車が人身事故で止まってた。
泣きそうになるだけの感情の揺れすらなくなってた。


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