世を忍ぶ仮の日記
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| 2002年12月26日(木) |
底なし! ninja甘い誘惑 |
バーカウンターについて、格好良く大人の色香を漂わせる今日のバーテン。 しかし実は何も作っていないのがもの凄く気になっている私。 カウンターに見えないくらい小さい可愛い女の子(名をイロリと言う)が一生懸命に作っては出し、作っては出し、振っては出し、作るのはもっか彼女なのだが、「どうぞ…」と出すのがTバーテン。 ……なんなんだー! 「お久しぶりです」と挨拶する余裕をかましてみたりとか、Kバーテンが居ない時は、自分の場所というオーラを出していて、ここにもまた、キャビアバーの確執の奥深さを見せられたような興奮をみる。ミラを読んだばかりの身には、Kバーテンが高耶ちゃんで、Tさんはなぶられて見下され苛められてる直江にしか見えません。 最初の1杯以後はずっと個性豊かに頼んでました。お薦めの焼酎佐藤とか。 美味じゃった。「佐藤」。素直な味で。色んな風味が率直に訴えてくる感じ? 1日経ってから「調べてきたんですけど!」とかそういうのは無いですが(笑)。 その代わりを果たしてくれたのがTバーテン。 この人、前から「真面目な人だー」とは二人で思ってましたが。 エセさんが「あ、青龍カクテル、できますか?」と尋ねると 「あ、ちゃんと宿題こなしておきましたよー」と冷静な声の中にもの凄く嬉しそうなものを醸し出し、ルンルンと作る。我々、宿題を嬉しそうにこなす姿に爆笑。というか宿題という単語そのものに爆笑。 Tバーテンは、ルンルンと青龍に金粉スプレーまでしてくれました。前より更に凝った青龍カクテル。 牡蠣の炙り焼きを頼むと、若がちょこっと顔を出しました。 ……そんなに牡蠣を食べる人間が誰か知りたかったのか……(爆笑)。牡蠣をこよなく愛する、長野出身の若……(ぶひゃひゃ)。そうだよね、海のミルクは長野じゃ食べられないもんね! 私達だけになっただろうか、というころに、ひっそりとダンディ(というかエセさんのモロツボ)なオジサマが、すすっと入ってきて、誰にも言わずに葉巻を勝手に取り出し、カッターをバーテンに頼み、葉巻をくゆらせてました。 ものごっつ存在感あるよ、海原雄山的な! と思ったら、いわゆる翁でした。 エセさん、思わず「○○されたーい!」と叫んでましたが、エセさんが日記に書くなというので、伏せ字にしておきました。エセさんがそんな発言するくらいにエセのツボを押す、猛烈ラスボスなオーラの翁。サイコー。 朱雀さんがいらっしゃって、もの凄く恐縮しながら挨拶をして去ってゆかれました。 朱雀さんは仕事の合間に一度挨拶に来て下さって、「昨日は魔女のコスプレしたんですけど、もう2度としませーん」とおっしゃっていた。見たいー見たいー。 でも、翁に挨拶する時の朱雀さんは張りつめた感じで。 西蔵に至ってはそそくさと帰って行った(私が追い出したとも言う)。 トミーは、手品をやる気無く披露しないで、愚痴ったり罵られたりしていた(……私って……)。 「オレ、マジ金無いんだもん、だって給料○万だよ!」 バラすな、トミー。 「ええええ!? そんなこと言ったって前トミーお金あるって言ったもん! オレけっこうお金持ってるよ〜って」 「そんなん言ってねーよ! いつだよ! 何時何分何秒地球が何回回った!(子供だ)」 「おー。言ってやろう。それはワールドカップ日本対ロシア戦の日、ここに証人(エセさん)もいれば、証拠写真もあるわホホホホホ」 「あ、ちきしょ、証拠写真は卑怯だ」 カウンターの向こうから、ちこっと顔をだして、いろりちゃんが 「珍しくやられてますねー」と。 「うんー。いつもオレがやってるよーなことやられてるよねー」 やっとるんかい!>トミー。 その後トミーは携帯電話で、どこぞに「3時までお店やってんの? じゃ行くね」とか言っていた。 「他の女に入れあげてんだな、私に貢げよ」 「違うよ、バーだよバー!」 焦ったように言ってトミーは去っていった。 絶対女狂いだね……哀れトミー、フフフ。せめて痩せろ。
と、若などが居ないところで散々口の悪いところを披露してしまいました。 西蔵に罵った言葉なんて、文字にしたらあきまへんで。 再び普通の女の子に戻って話す(笑)。 いろりちゃん、顔立ちくっきりしてるんだけど、話すとどこかまだ幼さを残すような、魅力的な人で、実はオープニングからのスタッフだったらしい。バーテンになりたくて修行して、やっと最近表舞台に立った、という苦労人。 わあ、良かったですねえ、と喜ぶ私達。 Kバーテンのことなどについて、さりげなーく尋ねる。 「クールキャラ装ってますけど、実はオレ様一番系ですよね?」 「あー……よく分かりましたね。お、怒りっぽいっていうか」 なだめるのが若の役目だ。ムフフフフフ。 私達がTバーテンとお酒の話をしていたら(凄く懇切丁寧に説明してくれる)ふっと青龍さん登場。 エセさんが「青龍さん、顔が分からない」というから、 「ほら、青龍さんだよ」というと、 青龍さんはものすごおぉく嘘くさい笑顔で挨拶をしてくれた。 「今日、電話で応対したの、青龍さんでしたよ、直ぐに気が付いてました」 「うっそ! マジ? ええ? ……何かへましてませんでしたか?」 言葉が色々混じってます。 もう青龍さんめっさツボ。その嘘くささが何処までもツボ。 「青龍さんは何か飲まれないんですか?」 「いや、ボクはお酒は飲まないですね。酒も煙草も女もダメです。ホモなんですオレ!」と言って青龍さんは去っていった。 若といろりさんがそこにいたのだが、二人とも 「と、とりあえず煙草はスパスパ……」と言っていた。 その前に女部分のフォローは良いのか!? 店員! 若は若で「ボクは仕事の三分の二は仕事です」とか言ってる。残りは寝てるとかなんとか。ハハハハ。嘘でも良いわ〜。 忙しいらしく、クリスマスイブの日に仕事用ネクタイを無くし、仕方なく私服ネクタイをしたら、すごくいろりちゃん的に妙だったらしい。 「いや、普通にスーツ着て、ネクタイしてる時は、普通のネクタイだったんですけど、この洋服に合わなかっただけなんですよ、ね?」 ヘビ柄、と聞いていたのでどんな若だ、と果てしなく謎。 「それだったら、キオスクで安い黒のネクタイを買えば…」 という私の言葉に「あああ!」とそれは思いつかなかった、という反応。 思いつこうよ……(笑)。 青龍さん、ヒマをみつけてはこっちに来て、嘘の嵐を吹き荒らして去っていく。 「前の職業? え? ホスト。女がダメだからホストが出来るんじゃん。ね? いや、嘘だけどサ。ま、渋谷の……そりゃ只のナンパだって。キャバの客引きとかー。ま、とりあえず若い頃は色々やったけど…」 「そんな時に、社長に拾われたんですね」 「え!? な、なんでしってんの(オロオロ)…言った?」 真剣に狼狽える青龍さん。やった。ワンポイントヒット。 「言ってない? あ、知らない……オレ、マジヘッドハンティングだ・ったん・だ……ってそんなことはどうでもいいですね!」 マジな話が嫌いなお年頃? 「もー、普段の会話なんて大抵聞かれることとか決まってるじゃん、えーそうですねー、開店して一年になりますー(営業口調)とかさー、(営業口調で)そうですねー、今度ニューヨークにオープンしますー。とか。もうマニュアル化しちゃっててさー。たまにこーゆー息抜きいーねー」 この時間帯まで遊んでいるのはやっぱり学生? ということで。 何者? と聞かれて学校名行ったけど分かってもらえなかった。 とりあえず音楽系と美術系です、という感じで。 お嬢じゃーん、と言われたので、エセさんにお嬢をふっておいた。だってホントにお嬢だもーん(私、小中は市立でしたし)。 「私立なんて、超お嬢っていうイメージだよなー。おれら普通に県立とかだもん」 青龍さんは若に話を振った。 「ボクなんて町立でしたよ」 笑顔で町立……町立はマニアな……。 思わず「どこ出身ですか?」と尋ねてしまう。若はその間ずっと「あ、町立だったのは中学だけ、だったっけ?」とか深々と考えていた(笑)。 若の出身は長野。すごく町立が似合う。というか汚れなく育った青年像が浮かぶような爽やかな長野であった。長野のイメージアップに繋がるような。 「オレ? 茨城」 「え? ヤンキー?」 間髪入れずにツッコミ入れてしまった私です。 ホストより何より、ヤンキーだこれは、と確信中。 更正しようとしたところを翁に拾われた図……おおおおおおおおおお。 一応、本人、嘘つきだから否定してましたが。 青龍さんは登場するたびに笑いの嵐を吹き荒らしてました。 Tバーテンこと、たくちゃんはもくもくと片付けをしたりして、あまり普通の会話には参加しなかったなあ、そういえば。 会計を済ました後、始発待つんだったらしばらく居てもいいよーという青龍さんの優しい言葉(青龍さん、心根が凄く暖かい)に甘えて、Tバーテンだったか若だったか(眠くて忘れた)が渡してくれた、カクテルにまつわる本を読む。 映画にまつわるカクテルの本を二人でガン読。 「なんでー! なんで薔薇の名前が無いのー! 王は踊るが無いのー!」 大騒ぎのエセさん。 片づけをしながらTバーテン、「それを見ていると、オリジナルで何か作ってみたくなるでしょう? じゃ、それはボクからの宿題ということで」などとおっしゃる。 エセさん、必死に悩む。 その前に、観た映画の中で、載っているカクテルを、Tバーテンに頼む。 「あ、じゃあ、それは今度までの宿題ということで」とまたしても手帳に書き込む姿が爆笑を誘う。 「それで、今度来た時にTさん居なくて、Kさんに頼んだら「え〜。めんどくせーよ」とか言われて、超適当に作られちゃったりするかもー」 「あれ? なんで知ってるんですか?(いろりちゃんを見て)言った?」 「違います〜、当てられちゃったんです〜」 てゆかまんまなのか、サドバーテン……。 「そうなんでしょう?」とさりげなーく愚痴を引き出そうとすると 「……当たってますよ(フッ)……」と感情をかみ殺した一言で返された。 めっさツボー! グリグリー!! 青龍さん、Tさんにも気を遣い、 「ねー、たくちゃーん、飯食った〜?」とバーを覗きに来たりしていた。 心優しいヤンキーって、何時の時代にも、何処にでも、いるもんだね(細目)。 そして、お部屋の片付け時間になったので、そろそろ出されてしまう。 「また遊びに来て下さいねー。てゆか、深夜とかまた来てよー。したらこうやってお話できるからサー」 おぬしは矢張りホスト経験もあるな? 青龍よ。 ちなみに青龍、私達が「青龍とか無いの? 無いの?」とか騒いでいたので 「あるって言っとけ!」という一言で決まったらしい。 オイオーイ。 でもそれでも、地道に青龍カクテルを開発し続けるTバーテン。 「ありがとね、たくちゃん」 青龍さんは笑顔でお礼を言っていた。 たくちゃん、お見送りが非常に長かったよ……。 君は、直江になれる素質がある……顔もそれっぽいし……。
帰りがけ、始発に乗るつもりが、歩いていたら目の前に柱がある、というくらいに危うかったので、タクシーで帰りました。 速攻眠って一日眠る。 ニンニン。 ミンミン。
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