ヤグネットの毎日
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2002年06月20日(木) 一方的な正義に疑問

19日は午前中から党議員団の会議。20日に審議される一般会計補正予算等の論議を深めた。午後からは、一般質問の準備などに追われた。とにかく原稿の執筆が追いついておらず、ようやく20日の未明に完成。公式サイトで公開しメルマガでも送信した。

 ウルトラマンコスモスの主演男優が、未成年時の「恐喝」と「暴行」事件で逮捕されたニュースは子どもたちだけでなく、僕たち親の世代にも大きなショックを与えた。今朝のニュースでは様々な波紋が広がり、毎日放送には「突然の放送中止ではなく、物語としても完結させてほしい」旨の要請が2000本以上も寄せられているそうだ。親が子どもにどうこの事件を伝えているかについて、「ありのままに伝えている」という親がいる一方、「ムサシ隊員は任務を終えて星に帰ったのよ」と説明する親もいるという。
 ちなみに、わが家では、放送が終わったことだけを伝え、それ以外はまだ話していない。

 それにしても今回の主演男優の逮捕劇は、あまりに唐突すぎる。さらに急きょ結成された「守る会」の現状報告や活動報告を読む機会があったが、そこに書かれている報告が事実であるとすれば疑問点がいくつも浮かびあがってくる。
 以下は、「守る会」の活動報告をもとにした僕の個人的意見である。

第一。「恐喝」と「暴行」事件は、逮捕された男優が未成年時の19歳の時。2年前の出来事である。そして相手が訴状を提出したのが1年前。そして、先日の逮捕へとつながる。あまりに時間が経過しすぎてはいないか?

第二。逮捕に至る経緯も乱暴である。本人をよんで事情関係を問いただすこともなく、任意同行を求めることもなく、逃亡の危険があるはずもないのに突然6人もの刑事が来て、逮捕したという。
 
第三。いわゆる「逮捕」とは、いまだ容疑事実の認定等がなされていない状況であり、あくまで容疑者である。ニュースなどの報道では、逮捕された主演男優の犯行事実を既定のものとして、警察の判断を一方的正義と決めつけている点がある。しかし、警察は万能の正義を行使する機関ではないことは、この間の一連の警察の不祥事や、無数のえん罪事件が雄弁に物語っている。
 
 僕は、「逮捕」という事実はたいへん重い意味をもつものであり、毎日放送などがウルトラマンコスモスの放送中止を決定した判断に異論を挟むつもりはない。
 しかし、現時点では、主演男優が「恐喝」や「強盗」を行ったことが真実として私たちの前に明らかにされたわけではないのもまた事実である。この時点で、未来ある青年に「罪人」のレッテルをはり付けて、一方的な正義を主張するのは、いかがなものだろうか?

 ウルトラマンコスモスが、これまでの「正義が悪を成敗」式の番組ではなく、共生の考えや愛する心を教える好番組であっただけに、この問題はより慎重に取り扱われ、人権とは何か等も含め、大人と子どもが話しあえるよい機会にすべきだと思うのだが、みなさんはどう考えるだろうか?ぜひ、意見を聞かせてほしい。


●「守る会」のサイトは次の通り  http://csx.jp/~takayasu/


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