温泉旅行から無事帰宅。 明日から仕事か・・・はぁ。
本日の一作: ・『古武術の発見』(養老孟司&甲野善紀/光文社)
旅のお供の一冊は今回はコレ。 よく話す数学の先生に半ば強引に薦められたモノ。 日本の今でいう武術に属する剣道、柔道などと、 かつて江戸時代まで残っていた古武術は、 基本的に大きくずれてしまっているというお話である。 細かい武術のことはよく分からないけれど、 なかなか面白い話がいっぱい入っていた。 たとえば、昔の人は「走らない」。 走るのは武士や飛脚、忍者など限られた人種。 町民、農民は一生走らずに過ごした人も珍しくないという。 なぜかというと、昔は普段歩く時の動作が、 右手右足、左手左足を一緒に動かすものだったから。 で、火災が起きたりして、どうしても走る必要があると、 万歳をして、足だけで走ったりするというのである。 これは司書の先生から聞いた話であるが、 江戸の火災の様子を記した絵巻などを見ていると、 本当に逃げている人々は万歳をしているらしい。 だから、よくドラマで見かける百姓一揆などの場面で 農民が猛スピードで走ってくる・・・なんてこと、 現実にはあり得ないんだとさ。へぇ、へぇ、へぇ・・・ なんだか話の本筋よりも、こういったエピソードばかりが 印象に残ってしまった一冊だったなぁ。
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