当世高校教師気質
一生勉強 一生青春

2003年09月15日(月) 『古武術の発見』

温泉旅行から無事帰宅。
明日から仕事か・・・はぁ。

本日の一作:
・『古武術の発見』(養老孟司&甲野善紀/光文社)

旅のお供の一冊は今回はコレ。
よく話す数学の先生に半ば強引に薦められたモノ。
日本の今でいう武術に属する剣道、柔道などと、
かつて江戸時代まで残っていた古武術は、
基本的に大きくずれてしまっているというお話である。
細かい武術のことはよく分からないけれど、
なかなか面白い話がいっぱい入っていた。
たとえば、昔の人は「走らない」。
走るのは武士や飛脚、忍者など限られた人種。
町民、農民は一生走らずに過ごした人も珍しくないという。
なぜかというと、昔は普段歩く時の動作が、
右手右足、左手左足を一緒に動かすものだったから。
で、火災が起きたりして、どうしても走る必要があると、
万歳をして、足だけで走ったりするというのである。
これは司書の先生から聞いた話であるが、
江戸の火災の様子を記した絵巻などを見ていると、
本当に逃げている人々は万歳をしているらしい。
だから、よくドラマで見かける百姓一揆などの場面で
農民が猛スピードで走ってくる・・・なんてこと、
現実にはあり得ないんだとさ。へぇ、へぇ、へぇ・・・
なんだか話の本筋よりも、こういったエピソードばかりが
印象に残ってしまった一冊だったなぁ。


 前世  人生  来世


葉明 [MAIL] [当世高校教師気質��]

My追加