今日は高校総文。 兼務校での自習監督を終え、会場に向かう。 久しぶりに聴くブラスの演奏。 コンクールまでもう1ヶ月ぐらいしかないから、 どの学校もやる気満々・・・うまぁ。 でも、ウチはウチ。よそはよそ。 一生懸命やれば、それはそれでステキな話だね。
ただ、今日は無事に終了してくれなかった。 以前からちょっと噂のある子がいて、 それでも私は強く意識していなかった。 だから、今日、その子がちょっと顧問に呼び出された時も、 軽口なんかたたきながら、残りの子を見送っていた。 そこへ、
「葉明先生、捕まえて」
・・・はぁ? 振り返ると、必死の形相で駆け出す彼女が。 車が来るのもお構いなしに車道へ飛び出す。 慌てて追いかけて捕まえるものの、 ものすごい力で抵抗されるわ、鞄で叩かれるわ・・・ 初めてのことだったから、コッチも必死だ。 そこへようやく顧問の先生が追いついてくれて小休止。 顧問が電話をかけている間に、二人でソファにいた。
そうしたら、泣けて泣けて仕方がなかった。 その子のことを思って泣けて、自分の甘さを思って泣けた。 私はいったい何を見ていたのだろう。 学校という組織に入って二ヶ月、 無意識のうちにだれてきていたのだろうか。 もっともっと気をつけてあげねばいけなかったのだ。
泣くなんて、まだまだ未熟者の証拠だ。泣くのは最後だ。 その子にしてみれば、「何泣いてんねん、コイツ」だ。 泣くより先に、もっとしてあげられることがある。 私はもっと強くなる。もっとタフに。もっと大きな人間に。 自分が置かれた現状をもう一度見つめ直す時期がきている。 試験まで後一ヶ月強、気合入れていくぞ。
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