当世高校教師気質
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2002年11月30日(土) 『義血侠血』 

今日は近代文学会に参加。
自分の論文でいっぱいいっぱいのこの時分に、
わざわざ他人の発表を聞きに行く酔狂なM2が3名。
(M1は無論有無を言わさずの強制参加なのでカウントせず)
M木女史、N尾女史はそれぞれ私用で欠席である。
K氏とT甫女史はそもそも近代文学専攻なのであるから、
一応参加する名目はある・・・私は?
どうも一番貧乏くじを引かされたとしか思えない(苦笑)
まぁ、何事も経験なので構わないのだけれど。

本日の一作:
・『義血侠血』 

泉鏡花の代表作、『滝の白糸』という名で戯曲化もされた。
水芸を得意とする女芸者が偶然知り合った男性に資金援助をし、
男の立身出(=法律の勉強)を助けようとするのであるが、
資金繰りのために殺人を犯し、裁判官となった男と裁判所で再会する。
彼女は男を前に自らの罪状を白状し、死刑を求刑され、
男は正義のために恩人を死刑に処した自分を呪って自殺する。
・・・まぁ、なんとも読後感の悪い短篇である(苦笑)

二人の発表者の後で、ウチの教授がコメントをしたのであるが、
さすがだなと頷いてしまった(あまりないことである/爆)。
近代文学を勉強するうえで、その舞台に住んでいることのメリットは大きい。
おそらく資料を読むだけでは、なかなかつかめないものがあるから。
その点で、教授の指摘は非常に的確でったし、
また今作品の読みとしては鋭いものであったなと思う。

しかし、権威者がガァガァと他人を批判するのは聞き苦しい。
教授のコメントの後に挙手した先生はともかく五月蝿い。
厳しいことは結構である。しかし、言い方ってあるでしょ?
特に研究の道でそれなりの実績を積んでいる人は
発言そのものに力があるのだから、きちんと考慮すべきだと思う。
でなければ、せっかくいいことを言っていても納得できない。

午前中で抜け出し、三人でラーメンを食べてから別れた。


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葉明 [MAIL] [当世高校教師気質��]

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