目次


2008年03月01日(土) ねこかぶってる

飲み会で私の話を散々してきたそうな。
会社でのろけまくりって言われてるらしい。
嬉しそうに報告してくれた。

自慢の彼女だと言ってくれるのは嬉しいけれど、
ちょっとプレッシャー。
私はそんなに自慢できるような子じゃないよ。
そりゃ見た目はあなたの好みなんでしょう。
それはすごく光栄なことだ。
だから卑下しちゃダメだって言われたけど。

でもね。
中身がダメすぎなんだって。
あなたは知らないだけだ。
私はすごく重くて、キモイんだって。



「まさか猫かぶってるんじゃないだろうね?」
とよく言われるけれど。
こういうのは猫かぶってるっていうのかな。

どっかで彼はこう言えば喜ぶんだろうな、とか
そういうのを考えながら話しているところはあるけど。
これって誰でもあることでしょ?
そうしている内に、本当にそういう子になれるんだったら
一番いいんじゃないの?
だから、彼には
「猫かぶってるって言うのとは少し違うと思うよ」
って、素直に伝えた。

本当は泣きたいことも不安なこともたくさんある。
どれもすごく小さいことだ。
でも彼にべったり頼るのはいやなんだよ。
本当の、キモイ自分を見せたくない。
路線バスひとつ乗るのに手に汗かいて震えてるなんて知られたくない。
よく知らない状況に弱くて泣き出しそうだなんて。
ばれているかもしれないけど、絶対に口に出したくない。

お金は全てワリカンにしよう、おごらなくてもいいって言ったとき
「俺は頼れない男かな?」
って言われたこともあるけどさ。
そうじゃなくて、頼り始めたら止まらなくなりそうだから
出来るだけ自分で解決するようにして、
私なりにワガママに歯止めをかけているつもりなの。
本当はおごってくれるとすごく嬉しいんだけど。
しょうもないけど、これは私なりの努力なわけで。
精神的にも、金銭的にも。
私はもう誰の負担にもなりたくないんだよ。
だから電話もメールも自分からはあまりしない。
つーか、出来ない。
本当は連絡したくてたまらないけど、
メールを打っては、送れずに消している。毎日。

こうやって過ごす事を私は努力と思っているけど、
第三者から見たら、これは「猫かぶってる」状態なのかな。
それとも無理してるというのかな。
彼を信用していない、というのかな。
怖がっているだけなのかな。

「猫かぶって本性出さずにいれば、もてるんじゃないの」
「○○君はあなたが死んじゃうかもしれないって覚悟したうえで、
 それでも別れる事を選んだのよ」
そんな昔聞いた台詞が頭を過ぎる毎日だ。

「ちょっと厳しい今の彼氏の方が、あんたにはあってる気がする。
 前の彼氏はあまりにも甘すぎたと思うし」
そしてこう言わている現在。
確かに求めてくることは元彼よりずっと多いけど、
彼は私に激甘だ。全然厳しくない。
ただ、私が私を抑止しているだけなんだよ。

私はやっぱり無理してるのかもしれない。
毎日言いたいこと言えずにいるもんな。
やりたいことも拒否されるのが怖くて口に出来ないし。
不安もこわいことも、全部自分の中になんとか押し込めて過ごしてる。
なんか疲れちゃう。
あっちに行くの、ちょっとこわい。
誰かと付き合うとか向いてないのかもね私。

これじゃいつか擦り切れちゃうや。
やっぱり自分をもっとさらけ出す方法を考えなくちゃいけないな。


要 |MAIL

My追加