| 2011年06月30日(木) |
BLCD「やすらかな夜のための寓話」感想 |
の前に。
正直者が馬鹿を見る世の中になってはいけない。 節電に協力する常識人が熱中症で体調崩したり亡くなったり、自分勝手な人が冷房ガンガンつけてのうのうと生き延びるのっておかしいだろ。 悪い奴ばっかの日本になっていいのか。
さて気分を切り替えて。
BLCD感想。
「やすらかな夜のための寓話」
原作/崎谷はるひ 制作/Atis collection
キャスト/ 小山臣:神谷浩史 秀島慈英:三木眞一郎 秀島照映:風間勇刀 弓削碧:鈴木達央 志水朱斗:梶裕貴 丸山浩三:てらそままさき
原作は「しなやかな熱情」シリーズの短編集で、その中から「雪を蹴る小道、ぼくは君に還る」と「ネオテニー〈幼形成熟〉」が音声化されました。 実はこの選択は慈英×臣の声やいちゃつきを堪能したいファンとしては非常に物足りないんだが、この後の「はなやかな哀情」の前準備としてこの2つは必要不可欠な作品なんであります。 子供の頃から他者に興味のなかった慈英が唯一懐いていた(やや語弊あり)のが従兄弟の照映さんでした。 照映さんはまだ子供だった慈英の圧倒的な才能を目の当たりにして筆を折ることを決意したのですが、今回のネオテニーはそういう状況に照映さんを追い込んでしまったことに慈英が心を揺らされるお話でした。 原作者が慈英萌えで照映×慈英も辞さない勢いなのを知っているので、この話は正直複雑な気持ちで聴いていました。 ぶっちゃけ、照映さんにとっても慈英は特別で、慈英にとっても照映さんは特別なんです、って話だからね。 臣さんが可哀想になっちゃうんだもんよ。 しかし、これが収録されると聞いて、「はなやかな哀情」がCDになることを確信しました。 だってこれを踏まえないと「はなやかな哀情」がちんぷんかんぷんになるんだよ。 そしてその「はなやかな哀情」も実はほとんど間をあけずに収録されていて、来月発売の運びとなっています。
「雪を蹴る〜」の方には碧×朱斗カプが出ています。こちらはこちらで別の作品があります。 そっちもCDにすることを見越しての、このキャスティングなんだろうなぁ……と思いますが。 たっつんと三木さんの立ち位置がそのまま碧と慈英の立ち位置に重なるのが面白いです。 「あの男はあんたの敵じゃないよ」的な(笑)。 言葉は悪いけど、器の違いというか。 梶くんは朱斗のほんわかした感じを非常によく表現できてました。 関西弁は怪しかったけど(笑)まぁそれは、ね。
で、話の内容はとりあえず置いとくとして、肝心の三木さんと浩Cの演技ですが。 三木さんに関しては何も心配していませんでした。 毎度のことなんですが、あの人は完璧なんです。 うまく説明できないんですが、私の中では「三木さんが演じる慈英の声」って、こう……中心から少しずれた位置にちょっと堅い芯みたいなものが通ってて、そことは違う場所に細い空洞があるの。 堅さは慈英の熱い部分、空洞は慈英の底知れない冷たさが感じられるの。 で、今回もちゃんとその部分に芯と空洞があったの。 何年ぶりでも、ちゃんと寸分違わぬ「慈英の声」が出せる人。 なので、今回も第一声から「しなやかな熱情」の世界に入れました。 ネオテニーでのHシーンでは慈英の執着の強さ・怖さを感じるんですけど、その恐さを表現する三木さんの声が素晴らしかった。 甘いところはとことん甘くて。 ありがとう、三木さん。本当に。
で、問題なのは浩Cです。 何しろ前作「さらさら」から3年近くが経過しています。 最近浩CはBLの受をほとんどやっていません。 「しなやかな熱情」シリーズは浩C出演BLCDのみならず、BLCD全体で見ても最高峰のクオリティだと断言できます。 もうあれ以上のクオリティのものは聴けないだろうとさえ思わせる出来でした。 だから今回、これと「はなやかな哀情」がCDになると聴いて泣くほど嬉しかったのと同時にとても不安でした。 結果、それは杞憂に終わりました。 彼もやっぱりプロでした。 ちゃんと臣さんだったよ!!!! 彼の声と共にあのテーマミュージック(になってしまってる曲)が流れたとき、涙腺が決壊しました。 Hシーンも全くクオリティが下がっていない。 それどころか臣さんの余裕なのか浩Cの余裕なのかわからないぐらいにストレスのない、いい喘ぎっぷり。←誉めてます 息づかい、台詞の発音の仕方、すべてが心地よかったです。 照映さんにからかわれてプンスカしてる声も可愛かった。 これで「はなやかな哀情」を安心して待てます。
そして毎度丁寧で充実した音響作りと選曲、そして心憎いほど完璧な曲入り&抜けのタイミングで仕上げてくださった監督の阿部さん。 本当にありがとうございました。 来月を楽しみに待っています。
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