2008年02月17日(日)  wheel of life

金曜は「二人の約束」(中井貴一・段田康則・りょうのガチの舞台)観てきました。









デップ…!!中井貴一の演技、HEROでブルーム某シーンを食ったあたりからすごいなーと思ってはいたんですが、まだまだ見くびってた…。俳優という職業の力をまざまざと見せ付けられた感じ。多分、実際の台本を見ると、きっと普通に「いい芝居」だと思うんです。それをここまで魅力的で余韻のある芝居にしたのは中井貴一の力だと思った。中井貴一の演じる主人公が魅力的で面白くて、でも少し影があって…。しゃべり方とか動き方に癖があるんだけど、きっと中井さん本人のものじゃないんですよね。中井さんがそういう人間を作り上げたんでしょう。ガラカメのマヤの一人芝居「通り雨」を思い出しましたよー(またマニアックなことを…)。だって普通の役者がやっても、絶対こんなに笑える芝居になってないって!そして最後の方、アルバムを捲った時の表情と余韻…。まるで舞台に立ってないみたいだと思いました。こっちが向こうを覗き見てるみたいな…。中井さんの実力をまだまだわかっていませんでした。こういう誤算は大歓迎です。個人的にりょうが中井さんのことを「お兄ちゃん」て呼んでいるのにもえました。二人は血が繋がってないんですよー。むは。
最近間口が狭くなってるので、誘われなかったら絶対観に行かなかったです。本当、誘ってくれて感謝です。こういうのがあるから舞台は止められない…!



そして日曜は横山大観展。す げ か っ た − …。色々な題材がありましたが、やっぱり「水」関係の墨絵が圧巻でありました。「生々流転」40m全公開もね!私てっきりひたすら迫力で攻めてくる絵かと思ってたんです。違うんですねー。映画なんですよ。巻物っていうより、もう1本の短編映画。音まで聞こえてきそうなんです。ちゃんとハイライトがあって、小粒に山場があって、最後はクライマックスで…んで、終わり方がいいんだ!映画の終わり方が!!
しかも墨で霧や雨を表現するっていう…すごい。墨で霧。墨ですよ?(わかったわかった)
個人的に「飛泉」という二枚立ての掛け軸がヒットでした。私縦の絵に弱いのかな…。山口晃の「四天王」に続き、金があったら物を言わせて買いたい代物でした。(物欲の塊)




リサイズして小さくするべきですよね…。うん…。
前日の絵も若干変えました。(でもリサイズしてない)
ああこの曲いいな、とか。××のイメージだよな、とか考えてMDに落として強引に本人のバッグの中に入れて数年後に相手が気付く思わず口ずさんでみる。
文貴は野球部の中で一番野球以外のことにもアンテナを貼ってそう。(いいのか)


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cerri ■