中国土産に先輩が買ってきてくれたマンゴーは樹皮のようでした。
証拠↓

私はあれを食べ物として認めない。
Pride and Prejudice/Jane Austen 純文学じゃないじゃん(偏見)。3行で言えることを10行かけて言うような階級の人たちの話ですが、その裏の偏見や誤解や嫉妬といった感情が妙にリアルです。それでいて暗くもなく修羅場もなく、アッサリ・サッパリ。映画のCMの印象とえらく違う。主人公に対する態度がまったく不可解なダーシー氏の真意を大いに邪推させられる上、次々に起こる出会いやハプニングに私が翻弄されました。誰を指しているのかわかりづらい三人称と3行で言えることを30行かけて言う従兄がいなければ、モシャモシャ読めていたはずです。色々と意外な作品なのですが、本の3分の1が追記だったことも想定の範囲外でした。
Chill Factor/Sandra Brown 山小屋に閉じ込められた主人公と連続殺人犯(かもしれない男性)の行方より、地元の平和そうな町の水面下で繰り広げられていた人間関係の方が濃かった。掘れば掘るほどえぐい真実が出てくる様はまるで日本の小説に登場する古い農村のようです。オカルトでもないアメリカの大衆小説には珍しい感じ。 あと「気温がマイナス以下」という台詞がよく出てきて、最初はそれってそんなに寒くないじゃんと思ってたんですが、よく考えたら華氏だった。さ、寒…! ちなみに主人公が介抱した男性の、車に跳ねられ崖から転落し背後からライフルで肩を打ち抜かれながらも雪山を走り回るエナジーが見事です。
the Giver/Lois Lowry SF小説ですが、短編とは思えない内容の濃さ。曖昧な描写から始まるので適当なSF世界を頭の中でイメージするんですけど、読み進むにつれて自分が大きく読み違えていたことに気付きました。 その世界に存在しないはずの感覚や感情の概念を一人で抱える孤独。誰とも共有できない孤独。「ナンバー吾」に出てくる「この世界にはまだその感情を表現する言葉は存在しない」というセリフや「YASHA」の主人公を思い出しました。子供の頃にこの本を読んでみたかったです。自分たちの世界に当たり前のようにある概念がない世界は今でも想像しにくい。
さみしさの周波数/乙一 現実の中のちょっとした非現実。1話目爽やかに。預言者の友人がいい。2話目そういうオチか(結構好き)!絵がちょっと怖かった。3話目は語り部の口調(ドラマで電話越しの相手の台詞を全部復唱するような感じ)に違和感を感じつつ怖くなくて安堵。4話目は読後感はともかく圧倒的にインパクトがあります。星新一を思い出しました。 挿絵が超・好みです。女の子が可愛い挿絵は好きです。というかそもそも挿絵のある本を読んだのが久しぶりだということに今気付きました。
よしきたジーヴス/P.G. ウッドハウス 今回は短編の集まりではなく、丸ごと1冊が一つの事件というか二つになり三つになり全部がこんがらがってわけわからなったというか主人公がわけわからなくしてます。阿呆だ、この人阿呆だ。それでいて難解な単語やらどっかの小説の引用やらやたら使って終始冷静を保とうとするのがおかしい。よしきた、ホーとか言っている場合じゃないよご主人様。(心の裏拳) このシリーズは訳が変なのか訳が秀逸なのか、ずっと疑問だったんですが、多分後者。本の後書きで偶然わかったんですが、よしきた、ホー。は英語だとRight ho.です。あまりおもしろくない。ひょっとしたら訳者の手腕で1.5倍くらい面白くなってるのかもしれない…。
>デコ これならいいんじゃないかと。 私はオールバック希望だけども。とりあえず髪は欲しいよね…。
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