(警告)木更津猫目のお話です。
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なんか…やりたいこと、ねーのかよ。
ねーんだよ。
オレの質問に、ぶっさんは小さく笑って答えた。 この人のこういうところがオレは大嫌いだ。だって。 何でもないように笑うのは、本当に欲しいものをいっつも心のどこかで諦めてるからなんじゃないかって。そうやって、この人の人生の中にいるオレらのことまで簡単に手放せてしまうんじゃないかって。 そんなことねえって思うけど。 そんなの馬鹿げた考えだって思うけど。
久しぶりに大学に行った日の帰り、堤防に座っているぶっさんを見かけた。煙がゆらりと昇るのが見えて、珍しくタバコを吸っているのが背後からでもわかった。 ぶっさんは本当はあまりタバコを吸わない。皆といる時に吸うのは、無意識に会話の間をあけまいとするせいだと気付いたのはいつだったったろう。
普段はめちゃくちゃうるさいくせに、今オレの前にある背中はひどく静かだった。 だからかもしれない。 消えそうに見えたのは。
ぶっさんが背後の気配に気付いて振り返るまで、オレはその場に突っ立っていた。 「どーしたバンビ」 少し驚いたように呟いたから、きっとオレは変な顔をしていたんだろう。 「ぶっさんこそ何してんだよ」 オレはバツが悪かったので、堤防を降りてきたぶっさんに聞き返した。 「ん?」 ぶっさんは、笑って答えなかった。 「…まさか、たそがれてたりして」 「何だよ見てたんじゃねーかよ!」 「マジでたそがれてたのかよ!」 「うっせえよ!」 「超ダッセえ」 「目指せ哀川翔だよ!」 「それ諦めた方がいいよ」 とぅ!と意味もなくファイティングポーズを取ったぶっさんをおいて、オレは歩き出した。 途端、後頭部に衝撃。 「いてっ」 「つーかオマエさあ、もっと笑えば?前から思ってたんだけど、愛想悪くて怖えよ」 今度は背中を容赦なく叩かれ、オレは危うく前につんのめりそうになった。 「ってーよ、さっきから!ぶっさんこそ笑い過ぎだと思うけど」 「それがァ〜男ってェもんよォ〜」 「わけわかんねーし」
3年のブランクを経てぶっさんと普通に会話ができるようになったのは、つい最近のことだ。まるで高校の頃に戻ったみたいで、オレは本当に嬉しかったんだ。
なのに。
あと半年なんてひでえよ神様。
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いや熱がある中書いたわけではなく。
ビデオで3話目を見たときに書きました。絵にしたかったんですが画力も時間も体力もないので…(気力はあります)。 ぶっさんがヘビースモーカーだったらごめんなさいな話。笑。
早く7話以降が見たいよ〜
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