2003年02月03日(月)  何故に真面目か。それは感動したから。

不覚。ヒカ碁17巻に痛く感動してしまいました。
だってさぁ…アキラがさぁ…しかも最後にさぁ…あーやばい。こういうストーリーは駄目なんだって…。
そうだ。わかった。私は静かなエンディングに滅法弱い(新発見)。
だから『タッチ』でズゴンときたし『BANANA FISH』でガツンときたし『OZ』でもグシャンとやられたのか。静かなエンディングってものすごく後味引きませんか。その前に壮絶な山場があればあるほど。

そう私の気持ち的には17巻で終わってます。
ジャ○プって人気があると大量のパンに一さじのバターを塗ろうとするかの如く寿命を延ばそうとする傾向があるような気がして(微妙にどこかで聞いたことがあるような)この先を読むのが怖いんですけど…。原作者は17巻の内容で終わらせる意図で連載を始めたような気がするので。この先は知りたいけど、「知りたい」と思えるから言い訳で…。うーん。面白いのかなあ。ううううん。
でも番外編は読みたいですね。笑。



そうそう「指輪物語〜旅の仲間」読み終わりました(ようやく)。しかし今現在のペースから算段した場合次回の公開までに「二つの塔」が読み終えられるかという問いにはバカ言ってんじゃないという答えが導き出されました。でも二回目なだけあって、前回よりははるかによくわかりました!あと映像が映画バージョンになっていたので脳内的に楽しかったです。

「The Breaking of the Fellowship(邦訳不明)」の回はフロドとサムの信頼関係に胸熱くなりましたよ…!!「怖いんだ」と繰り返すフロドの心情が痛々しく、そのフロドの悲壮な覚悟を唯一理解したサムの器。この回のボロミアとフロドの会話、その後のフロドの独り言、サムの独り言と決意には色々考えさせられます。
こうやって改めて読んでみると、原作と映画は考えていた以上に変わってたんですねえ。「ここは省いていていいのかな」っていうところも結構出てきて…自分が見たいからでなく、カットすることで各登場人物の深さがなくなってる可能性もあるように思えます。(以下原作ネタバレのため注意)


アラゴルンの決意。
そういえば実は最初からボロミアと共にゴンドールに行くつもりだったんですよね。モルドールではなく。しかしガンダルフ亡き今、フロドと共にモルドールに行くのはやはり自分しかいないということでロリエン後にかなり悩んでいます。王族の末裔として人間の戦いに加わりたい、でもフロドを見捨てる訳には絶対に行かない。
その葛藤を全く知らないで映画の「君と一緒に旅を続けていきたかった」とフロドの手を取るシーンを観たら、おいおいフロドを見捨てるんかいと思わずにはいられないと思うんですよ…。
そうではなく、フロドは指輪の力がこれ以上仲間に危害を加えないように1人で旅立つ決意をしたわけで。そしてアラゴルンは瞬時にそれを悟るわけで。「指輪の誘惑に打ち勝てますか?」フロドに尋ねられ、アラゴルンは「本当に君と一緒にモルドールに行きたかった、しかし私にはその(指輪の誘惑に勝てるだけの)力がない」と悔し泣きさえ見せてフロドを行かせたわけで。というのが精一杯の解釈なわけで。
仮に解釈があっていたとしたら、しかして原作を知らない観客にそれを理解しろというのはかなり無理を提示してるのではないかと…。笑。

アラゴルンの苦悩。
自分はアルウェンとは結ばれるべきではない種族であるということがわかっている。それでも、アルウェンとのラブシーンは原作には一度も出てこないのにも関わらず二人の愛情と苦悩は伝わってくる。逆にラブシーンを入れることでアラゴルンの苦しみやアルウェンとの距離感が薄れるような気がしました。

フロドの能力。
指輪を持つことで現れてくる能力。ストーリー上はあまり関係ないかもしれませんが、指輪の怖さ・強さを表すいい物差しになると思うんです。悪意・敵意に敏感になったり、暗闇で物がよく見えるようになったり、何よりガラドリエルと対等に会話ができるほど複雑なエルフの心理でさえ無意識に見えてきたり。指輪が人に与える影響の強さを表せれば、ボロミアの行動が指輪の力によって誘発されたものだというものがもっとわかりやすくなった筈です。

フロドの決意。
アラゴルンに重なるんですが、映画版だと人間不信になって1人で行くことにしたと取られても文句は言えない。
原作をあらためて読んで驚いたんですが、フロドってすごい。原作だと、フロドは一度ゴンドールに行くか真っ直ぐモルドールに行くかでずーっと迷っているようにも見えるんです。でもサムの言うとおり実は迷っているのではなく、モルドールに1人で行くという決意すらとうにしているんですよね。だけどそれが本当に怖い。恐らくその先にあるのは死で、自分はそこに1人で行かなくてはならなくて、それが怖くて仕方ない。映画だとガラドリエルに会った時点で「ただ…怖いんです」と言っているので、もうその決意はしていたように思われます。それが何故だかこんなに即決っぽく衝動的っぽく。
私もサムに「失礼しますが、どのお方もオラのご主人様をまったくわかってらっしゃらねえだ」(訳こんな感じっすか?笑)と言われるまでフロドがそんなことを考えてたとは知らなくて、はっとしました。と同時にサムに感動…。

ボロミアの行動
原作を読んでるとものすごく「指輪の力」ってわかるんですけど…ねえ。笑。ガンダルフがまさに言ったように「善意でその力を使おうとしても指輪の力は強すぎる」わけで…。
でもボロミアの偉大さがわかるのはこれからなんだよなあ…(ホロリ)


今更ですが私何をこんなに語っているんでしょうか。

あれ?あれれー?
おかしいな…今日はもっとモエモエネタがあったはずなのに!(知能度急降下↓)

そうそうヒカ碁の背表紙で気になっていた人が誰だったか今日わかりました。イスミンでした。…でも初登場じゃ気付かないよあれが同一人物だって…。ああイスミンいつか眼鏡掛けて…その姿が好きかどうかは知らんけど…(コラコラ)


   ×  


cerri ■