3回目でーす。今度は吹き替えでーす。 なんだか観に行くたびにドキ☆ドキ☆が増しているんだがこれは如何なものか。とうに成人した人間として。 やっぱり平日のレイトショー、しかも吹き替えということでさすがに人が少なかったですよ。というより指輪物語を貸切で見られると途中まで本気で思いましたよ。映画が始まっても20人くらいしかいないんだもんさ。こうなったら指輪物語が公開終了間際の吹き替えのレイトショーを狙います。いけるんじゃないでしょうか。1人ないし物好きな友人(募集中)と2人で、貸しきれるんじゃないでしょうか・・・1000円で。映画館で一度思いっきり黄色い声をあげてみたいんですよ。「レゴラス!私のハートも撃ちぬいて!」とか。本気か、自分。
結果から言えば、吹き替えよかったですよ!原作読んだ人は結構感じると思うんですが、戸田菜○子訳の字幕はかなりいけてなかった・・・(苦笑)。省略が多かったし、英語なら笑えるところも字幕では全然笑えなかった。その点吹き替えは見事です。覚えてる限りでは英語をほぼ完璧に訳し吹き替えてます。次も吹き替えで観たいなあ(次って)。
さてここから下はネタバレありです。白抜きにしてあります。
イケてた人々
●フロド 若者ですよう!若々しくてよかったですよう!一番最初からこの声にやられました。あまりにもフロドくさくて!モリアで「ノォオオオ!!」と絶叫する場面は何て言うんだろうと思ってたら最初から訳してなかった。
●ガンダルフ 違和感がおっそろしいほどありませんでした。さすが、プロ。怒る場面や叫ぶ場面はもちっと大声でもよかったかなって気はしましたが。
●レゴラス ゴフ!!(鼻血)やばいやばいやばいやばい声までレゴラスだ(わかりますかこの感じ)。レゴラス役のご本人の声より好きかもしれません。あーもっと聞きたかった、美声・・・。
●ボロミア この人も忠実に再現してるよなあ。低くて太くて、生で聞くと痺れそうな声です。
●サム これは声というより、訳です。英語だと敬語がないので、なんか新鮮だった。「フロド様!」っていうのも面白かった。ガンダルフに対しても、ビルボはタメだけどフロドは敬語だったりして。字幕だと結構ごっちゃごちゃになってませんでした?敬語の有無。
微妙だった人々
●アラゴルン 違うんです。吹き替えは見事だったんです。本人そっくりだったんです。だがそれ故に。声の高さまで似なくてよかったのによう・・・。笑。
●ガラドリエル 普通にしゃべれば普通なのに、なんで・・・なんでこころの声はもう1人のガラドリエルがしゃべっているような事態に。なんか魔女っぽい。
●サルマン 呪文を唱えてる時はカッコイイのに普段の話し声が棒読みくさい・・・。笑。ガンダルフ役の声優さんが上手なだけに、引き立ってしまったようです。
●サウロン もっと掠れ声でもよかったんじゃないでしょうか。もっとも10行分くらいしか話してませんが。
●ゴラム もっと蛇っぽさを希望。
ツボ
「いだてーーーーーーん!!」 真面目にコレですよ。英語なら「Strider」なのに日本語だと「韋駄天」。ストライダーって響きがカッコイイですよね。一方の韋駄天ってどうですか。このあだ名、どう思いますか。突然江戸時代に飛ばされたような気になりませんか。フロドが死にかけなのに笑えってしまった。だって韋駄天。
「私とちぎりを結びたいと」 さらっと露骨なアラゴルン・・・いやアルウェンか!英語だと「bound to me」とかなり遠まわしなのに、日本語だとこれ。いや字幕でもこうなんですが、音にされると「なんだとう!?」と思ってしまいませんか。私はベルバラのアンドレを思い出してしまいました。「オスカル!ああ お前と契りたい!」とか脳内で叫ぶんですよ彼。
「ええい!よこせ!」 また江戸時代に・・・。この前後の台詞の訳が絶妙なだけに、ここだけ悪代官なボロミアが惜しい。
|