米国発 金融危機関連情報

2009年07月18日(土) 米消費者ローン延滞率

 米消費者ローン・クレジットカードローンの延滞率は凄まじい。これでは金融界の安定などはありえない。
・米消費者ローン延滞率 3.23%
・クレジットカードローンの延滞率 4.75%
ローン残高における延滞残高の割合は前の四半期から1.08ポイント上昇し、6.60%(季節調整前)という凄まじさだ。これでは新たに数百万件の住宅差し押さえが出る事になるだろう。雇用が改善するまで凄まじい社会の風景が続くことになる。
                            管理人
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米消費者ローン延滞率、3.23% 1〜3月期、過去最高に
                          2009年7月8日
 【ワシントン=岩本昌子】全米銀行協会(ABA)は7日、2009年1〜3月期の米消費者向けローンの延滞率(支払期日から30日以上延滞しているローン件数の比率)が3.23%(季節調整値)と前の四半期より0.01ポイント上昇し、1980年1〜3月期の調査開始以来、最高水準に達したと発表した。統計には自動車ローンや住宅ローンなどが含まれる。
 これとは別途、集計している銀行発行のクレジットカードローンの延滞率は件数ベースで4.75%(季節調整値)と過去3番目の高水準。ローン残高における延滞残高の割合は前の四半期から1.08ポイント上昇し、6.60%(季節調整前)と過去最高だった。
 ABAのエコノミストは「支払い延滞の一番の要因は失業。雇用が活発になり、景気が著しく向上しない限り、ローンの延滞率は改善しないだろう」と分析。「しばらくは雇用が改善する可能性は小さいだろう」との予想を示した。(07:06)


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石田ふたみ [MAIL]

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