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2005年05月09日(月) 『夜回り先生』ベストセラーに

癒しの森636                                   
 
 信念を持っていることは素晴らしく清清しいものがある。その一例を紹介しよう。水谷修さん(49)が5月8日、岡山県倉敷市で予定していた講演を中止した。設営側が1500円の有料の講演会をセットしたのである。「水谷さんは事情説明に訪れた会場で有料の講演はできません」(5月8日・毎日から)と断っているのである。設営側は主席者400人に1500円の払い戻しにてんやわんやであっただろう。有名人になると高い講演料をもらうのが当たり前になっている社会の中で、有料の講演は引き受けない姿勢は実に素晴らしいと思う。
 
 主な著書である『夜回り先生』(サンクチュアリ出版)が25万部のベストセラーになっている。まことに結構な話である。同氏の著した「さらば、哀しみの青春』高文研)、『さよならが、いえなくて』(日本評論社)なども多くの若者の読者が出てくることだろう。メモ欄に水谷修先生のプロフィールと活動歴を引用した。今日は第62回「心に国境は作れない」から次の一節を引用したい。

 「みなさんにお願いがあります。私たちは、日本人である前に人間です。親である前に、子どもである前に、先生である前に、生徒である前に、人間です。一人の人間として、子どもたちと向き合いませんか」
     


       


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石田ふたみ [MAIL]

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