米国発 金融危機関連情報

2005年01月07日(金) 歩きながら考える  (2号で引用)

癒しの森512                                  
 
 文豪ユゴーの「レ・ミゼラブル」の主人公ジャン・ギャバンは、小説の中で夜散歩する場面が多く出てくる。これは多分ユゴー自身が夜に散歩したのでないかと思う。アメリカの思想家エマソンは「最もよく歩いたときに最も良い作品が生まれた」(要旨)と言っていた。正式な言葉が何であったか検索したが見当たらなかった。この検索の時ヨーロッパのマドリヤーガの語録に出会った。「イギリス人は歩きながら考える。フランス人は考えた後で走り出す。イタリア人は走りながら考える。そしてスペイン人は走ってしまった後で考える」と言うものだ。この言葉は特に深い意味でなく、民族的な特徴を言ったのだろう。
 
 私の好きな言葉は「歩きながら考える」である。詳しくは省略するが昨年の5月に癒しの森の記述テーマに行き詰まり一念発起して朝の散歩を始めた。これがなかったら、癒しの森は途中で頓挫していたことは間違いない。プロ野球の仰木彬氏(おおぎあきら・昭和10年4月29日生まれ)が初の70歳代監督としてオリックスの指揮を取ることになった。若さの秘訣「眠・歩」(1月7日・産経から)であるという。仰木監督の顔の色、艶(つや)は古希を迎える監督とは思えない輝きがある。若さと健康の秘訣は「睡眠」と「歩く」ことであるという。とにかく歩く。いまでも毎朝自宅周辺をたっぷり二時間も歩くのだ。仰木監督は「ボクは歩きながらものを考える。いや、歩かないと考えられない」と言っている。ともかく歩くことと健康は密接な関係があることを確認したい。

  ・早朝の 歩く動作で 知恵が湧き 古希の監督 生き生き采配 
      


 < 過去  INDEX  未来 >


石田ふたみ [MAIL]

My追加