米国発 金融危機関連情報

2004年12月11日(土) 睡眠と肥満の関係

癒しの森485                          

 先進国での肥満は深刻な問題になっている。詳しくは省略するが、食料が安く手に入るアメリカは、世界の誇る肥満大国なのである。この原因は睡眠不足が肥満にさせているのでないかとの論文が発表された。「睡眠時間が短いと食欲を刺激するホルモンの量が増えるとする論文を米国の2つの研究チームが発表した」(12月8日・共同通信)という。
  
 具体的な調査は次の通りだ。「スタンフォード大のチームは30−60歳の約1000人を対象に普段の睡眠時間と血液中のホルモン量を調べた。5時間睡眠の人は8時間睡眠の人に比べ、食欲を刺激するグレリンが15%多く、食欲を抑えるレプチンの量は16%少なかった」という。補足するまでもないが、睡眠不足ぎみの人は食欲を刺激するホルモン(グレリン)が増加するのだ。現代は自分なりの生活のパターンを決めないと、どうしても睡眠不足になってしまう。一番悪いのは意味なくだらだらとテレビを見ることだろう。
  
 この睡眠とホルモン(グレリン増えてレプチンが減る)の関係は、シカゴ大とスタンフォード大が同時に発表したものだ。シカゴ大のチームは「20代の男性12人について2晩連続で4時間寝た場合と10時間寝た場合のホルモン量を比較。4時間睡眠の後はグレリンが増えてレプチンが減り、空腹感が強まっていた」という。このように睡眠とホルモンの関係は明白なのである。2003年08月20日に次の短歌を作ったことを思い出した。
  
   ・生体の リズムを守る 睡眠が 脳や体に 癒しを送る
    


     


 < 過去  INDEX  未来 >


石田ふたみ [MAIL]

My追加