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2004年10月05日(火) イチローの262安打に思うこと

癒しの森417                    
         
 イチローの凄さは過去の名選手たちと比べても「誰にも似ていない」という独自のスタイルを作り上げたことだろう。すなわち野球の新たな技術的な高いレベルに到達したことだろう。イチローの今季262安打のうち、4分の1に近い59本は内野安打だなのだ。大男がホームランを打つ野球から、内野安打でセーフのなるという新たな野球面白さを確立した功績は計り知れないと思う。イチローの足が普通で内野安打59本がアウトであれば打率は0.287に落ちてしまう。
  
 イチローの打撃はもは誰も真似の出来ない段階に到達したようである。イチローの入団から今季途中まで、マリナーズの同僚だった元首位打者のジョン・オルルード一塁手は「わたしはイチローがどんな活躍をしても驚かない。それほど彼の打撃技術は素晴らしい。でも、どうすればあの打ち方ができるかを指導することは、誰にもできないね」と評価する。職人肌の努力家で知られるベテラン選手ですら、イチローが築き上げてきた技術の高さには脱帽するしかないのだ。社会でそれなりの足跡を残せる人は「誰も考えない発想で、何かを作り上げていく」これが普遍の原理のように思う。内野安打でメジャーの歴史を変える・・これは誰も考えない発想といわねばならない。

  ・誰しもが 考えられない 発想が 歴史の扉を 開き行くかな
     



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石田ふたみ [MAIL]

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