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2004年09月11日(土) オードリー・ヘップバーン展へ

 8月末に新潟伊勢丹のオードリー・ヘップバーン展を妻と見てきた。銀幕の妖精といわれるオードリー・ヘップバーンが映画「ローマの休日」に出演したときに身につけた衣装などがずらりと展示されていた。この衣装の前で釘付けになって動かない人のいるほどであった。彼女たちが何に一番驚いたか、それはため息が出るほどの腰の細さなのである。この人の代表作はなんと言っての「ローマの休日」である。「王女」の気品と「妖精」の愛らしさで世界中の人々を魅了した。

 この映画のワイラー監督は撮影が終わったとき「若さの化身だ。王女そのものだ!あっという間に、世界中が彼女に恋してしまうだろう」(20世紀シネマ館・1954版から)といって感動の余り涙を抑えることができなかったという。ワイラー監督の予感は現実のものとなり「ローマの休日」は世界中で大ヒットすることとなった。オードリー・ヘップバーンは女優引退後、最後の人生をユニセフ親善大使として貧困に苦しむ子どもに捧げた。自分の死期を知らされたとき息子ショーンに対して「よい生き方をした人は、よい死に方ができるのよ」(7月30日の再掲)っていたという。

 ローマの休日の舞台は、サンピエトロ広場、祈りの壁などミケランジェロゆかりの場所が多く選ばれた。ミケランジェロも同じ意味のことを言っていた。「充実した人生は、安らかな死が訪れる」(記憶で書いているので正確でない)
 
  ・妖精の 輝くほどの 美しさ 世界魅了の 余燼いまだに


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石田ふたみ [MAIL]

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