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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
もう手がつけられません。 「こんな様を見られちゃあ情けなくて気も変わらねえよ」 獣人はようやく動けるようになって立ち上がった。ウルバはその姿に驚いている。 「もう動けるのか?」 「兄ちゃん、すげーな。びっくりしたぜ」 よろめきながら獣人は歩いていきやがて消えていった。 後から付いて来た者たちはエルフたちの幻術で自動的に森から出されてやがて諦めた。指導者だった獣人もいなくなってしまったので追求もできなくなった。 アマレウ夫人は改めて四人を歓迎して晩餐会を開いた。屋敷を出る時はアニムやウルバ、ルヴィアに「またおいで」と見送った。ガーシアに対しては丁寧に手を取って言った。 「ガーシアさん、ときどき遊びに来てね。お友達も大歓迎よ」 「わかった。また来る」 ガーシアもまんざらではないようだ。 アニムは当初の目的通り、あの街ではないどこか離れた街へ行こうとしていた。ウルバもそれに付いていこうとしている。 「付いて来るというのか?」 「だって楽しそうだから」 「そんな楽しいことばかりではないぞ」 街道に出て、適当な方向へ向かおうとする。 しかし、突然アニムの足下が光り始めた。 「なんだ!?」 ウルバが叫ぶ。 「これは! 強制移動魔法だ!」 「って!? 何?」 「誰かが小生を呼んでおる!」 ウルバがアニムの腕を掴んだが、一緒に光の渦に飲まれてしまった。 目を開けばのどかな小鳥のさえずる声、緑の匂い。そこはエルフの森の村。 「お待ちしておりました、アニム様。お約束どおりお話しをきかせてくださいな」 すっかり忘れていたがアニムはエルフの村にて旅の話をする事になっていた。ウルバを見てアニムははっきりと言った。 「な、つまらんぞ」 おわり
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