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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
母と妹とで行きます。 アニムとウルバは街に戻った。 ケガをした装いをして街に入り、役所へ届けた。『あの森に入ったら急に獣に襲われ、急いで森から出たら化物がいた』と訴えた。 「なにも出来なかった」 と、アニムは大げさに言った。ウルバもケガをした振りをしていたが喋らない。彼はボロが出るからと喋らなかった。 「連れが沈黙の魔法を掛けられたようなのだ。森から出た後、一言も喋らない。数日前に森に関する集まりがあったようだが、何か関係があるのか?」 すると顔色を変えて飛んで来たのは、集会の時に説明をしていた男だった。 「あなた方、森へ行ったのですか!?」 「そうだ。実は故あって夜に移動をしていたら運悪く夜盗集団に出くわしてしまったんだ。それで森へ逃げ込んでやり過ごそうとしたのだが、案の定迷ってしまって」 いったん話を切り、アニムは男を見る。戸惑ったように見えたので、話を続けた。 「迷っていると獣が現れてどうにかやり過ごしていたら屋敷を見つけた。しかしその屋敷の女主人は俺たちを森を荒らすものと見なしたらしく、酷く怒って化物を放ったのだ。それからどうやって逃げて来たのかよく覚えていない」
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