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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
中にはどこまでが序盤なのかわからないゲーム、ありますよね。 やや時間が経って初老の男が現れた。そして、年老いているがしゃんとした老婆が一人続いて入って来た。 「お待たせしました。久方ぶりのお客様なもので、少し手間取ってしまいました」 「この屋敷の主人、アマレウ夫人です」 「ようこそ、皆さん。きっとこの人が引き止めてしまったのでしょうけれど、迷惑でなかったらゆっくりしていってください。お食事もご用意できるわね、ハルツ?」 「ええ、もちろんです。奥様はどうぞお客人とお話しなさってください。今日はわたくしめが準備しますので」 ハルツはテーブルにお茶と菓子を揃えると三人に勧め、部屋を出て行った。 「ここはもう、私とハルツしか住んでいないの。私はまだまだ足腰は大丈夫だし、ハルツ一人でもここを切り盛りしていける。ただ、たまには代理の子がくるくらいだけど」 アマレウ夫人はころころと笑いつつ、三人に菓子を勧め、自分も少しかじった。 「森から出るにはそれほど遠くないけれど、夜は歩かない方がいいわ。それにこの森では契約を守らなければならない」 「契約?」 ガーシアが尋ねる。 「ええ。ここで暮らす為の契約よ」
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