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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
そりゃあ、レベルが多少低いのはあれですが、瞬殺されるとは思わなんだ。 たまに アニム一人旅 目的がないウォンテッダーなど、ただの賞金稼ぎだ。 そう思われても仕方がない。目的がなくとも金がいる。賞金稼ぎばかりしてきたら、いつの間にやら地区一の賞金稼ぎ野郎となっていた。これはまずい。 アニムにとって目立つことは面倒なことが起こりやすいことだった。有名になってもダメだった。 この世には希少生物がいる。その中にはエルフという人間と妖精の中間のような生き物がいて、法外に取引されるものだった。見た目がいいので鑑賞用ペットにされることも、特殊な薬品で剥製にされることもある。アニムもそんな生き物の一人だった。なので普段はフードを目深にかぶっている。特徴的な耳を隠せばただの人間と見てくれる。エルフは人間から距離を置き、魔法で目をくらませて姿を見せない。人間の街などには決して入らないとされているので、堂々と街の中にいるアニムを誰もエルフと見ない。 しかし目立ってしまうと目をつけられ、招待を暴こうとする輩もいると考えられる。 「そろそろ、この街から離れるか」 アニムは名残惜しそうに、その街で一番美味しいとされるチョコレートケーキセットを平らげた。
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