気まぐれ日記
DiaryINDEXpastwill


2013年09月21日(土) だいぶ前から涼しくなってますが

 風邪等召されてませんか?

 そんなわけで、今日はあの山口務の話をやります。
 まあ、彼の生い立ちで終わるとおもいますので、付きやってください。




 お題:除霊師 山口務

 それまでは、普通の小学生だったんだ。あれは四年の頃だろうか? 高熱を出して学校を3日ほど休んだあと登校したら、たくさんの児童生徒、先生がいたんだ。少子化のために学級数なんか一学年に2クラスしかないのに溢れるほどの人数がいる。そしてそれは透けている。
 アレだ、コレがよく話に聞くものだと、当時の俺は確信した。しかし、いきなり見えたところでどうすることも出来ないから、俺はそれらを見える事を気づかれないためにビクビクオドオドと過ごすようになり、よく他の男子どもにあの歌でからかわれたのだ。「ヤマグチサンチノツトムクン、コノゴロスコシヘンヨ〜」ってな。親も解っていてわざとつけた名前だからな、俺は絶対そんなノリで付けない。
 それはさておき、それから一週間ほど経った。当時の俺は限界だったのか、本当に回りに心配されるほどになっていた。からかっていた男子どもも歌う事はなかった。授業中意識を失い保健室に担ぎ込まれたんだ。目を覚ますと既に放課後だった。
 養護の先生は言った。
 「担任からお家の方に連絡しているからね。起きれるようなら今私がおうちまで送って行くわ。それから......」
 と言って俺の腕を手にとる。数珠がかかっていた。
 「コレ、外さないでね」
 養護の先生はにっこり笑っていた。相変わらず見えないはずのものは見えるが、なぜだか安心できる。
 「君のことに気づかせない為のお守りよ。でも、もし君が望むなら、兄が教えてくれるわ」
 それから俺は元の生活に戻る事が出来た。やつらは見えるが不安は解消されたからだ。それから、養護の先生からお兄さんを紹介してもらった。お兄さんは「もう少し大きくなってからの方がいいな」と言って、中学に入ったらまたおいでと言った。

 
 


草うららか |MAIL

My追加