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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
今日のお題:クラブ活動 『新規に活動部を起こす場合、最低でも5人以上の部員を集めること』 部長氏名 丸瀬 六花(マルセ リカ) 部員氏名 柳 月子(ヤナギ ツキコ) 熊田 千秋(クマダ チアキ) 石屋 恋(イシヤ レン) 北 さくら(キタ サクラ) 「一人足りなーいー!」 六花は叫んだ。いま部活を立ち上げようとしている一人だった。 「あああああー! もうっ! 誰かいないっ!?」 「落ち着いて、六花さん」 月子が宥める。 「だいたい、おやつ食べるだけの部活なんてメンバー以前の問題だよ」 恋が言う。 「そうです。こんなの先生は認めてくれないよ」 と、千秋 「せめて、おやつを作る部活ならいいかもしれん」 と、さくら。 活動部を起こすメリットは、空き教室を貰えること、部活動費が僅かだが貰える事だ。 「わかった。だったらおやつ作り部にする」 「おやつ作り部って名前にするつもりかよ!」 六花が活動部名の部分を消しゴムで消してシャーペンで書こうとするのをさくらが止めた。 「せめて、スイーツ研究部とか、そうしろよ」 「わかった、スイーツ研究部ね」 「でも、方向性が決まったところで解決しないわね」 部長を除いて部員をあと一人。そして、さらに難関がある。顧問となる先生が必要だった。 「顧問はわたくしにお任せください。英語担当のロイズ先生がいいかと思います」 月子が言った。 「あんたって、大人しそうなのに恐ろしいわ」 と恋。ロイズ先生は、日本大好きでアメリカから渡って来た先生で、月子のような大和撫子はお気に入りな様子はある。 「でも、先生がもし他の部の顧問だったら、無理ですね」 「あの先生はまだどこの顧問もしてないわ」 「では、今から頼みに行って来ます。失礼します」 と月子は教室を出て行った。 「ああああー、あと一人っ!!」 六花たちは頭を悩ませている。三十分も経ったところで月子は戻って来た。 「皆さん、ロイズ先生が承知してくださいました!」 『やったー!』 「そして、まだメンバーが決まっていないようですので、連れて来ました」 『マジで? やったー!』 「堀 純さんです」 「え?」 「もっかい」 「堀 純さんです」 「ホリジュンって、あの?」 「ええ、三年でもっとも女子に人気の高い成績学年トップイケメンで知られる堀 純さんです。どうぞ」 がらりとドアを開けて入って来たのは、彼女たちが知っている学校一有名な男だった。照れくさそうに挨拶する。 「どうも、堀 純です。よろしくお願いします。その、お菓子作りって一度してみたくて、柳さんに声を掛けました」 「月子っ! アンタ、なんでまたこんなのに声掛けられた!?」 「強制はしてませんわ、ただ職員室でロイズ先生との話を立ち聞きされたので」 「ほ、堀先輩、なんでまたまだ立ち上がってもいない活動部に!?」 「いや、本当に僕はお菓子作りがしたくて......」 「部長っ!? いやまだ部長じゃないけど、アンタからも言ってくれ! これが入ったらこの部活、ヤバくなる。ウチら以外の全校女子と全女教職員から目を付けられる事になる!」 「......メンバー足りるなら良し!」 こうして指定数の部員がそろい、スイーツ研究部は起動した。いまのところ、堀純が部員という事はまだ知られていない。 道民ならわかるよな。ちょっといじったのあるけど。
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