|
気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
最近、隣なのか上の階なのか、音がする。 討伐(今日はファンタジーな話ですよ。あれ、いつもか?) 私たちはど田舎から出て来た。それ故に都会のことはいざ知らず。 私と弟は辺境近いど田舎から中央都市に出て来た田舎者だった。中央都市に出たのは狩猟者資格試験があるのでそれを受けて、晴れて正式な狩猟者となり討伐隊に入った。人々を困らせるモンスターを容赦なく倒すのが仕事なんだけれど、本当はお金のためだった。やりたいことがあってお金を貯めたい。狩猟者というのは結構もうけることができるっていうからだ。 「あーあ、せっかく中央都市にいたと思ったら、またこんなジャングルみたいなところにきたっちゃ」 「姉ちゃん、でもここすっごい石あるんだ」 弟は宝石に興味がある。この弟のやりたい事は宝石を手に入れることだった。この子は先天性の鑑定眼があるため、石の善し悪しがはっきりわかる子なのだ。 「おい、新人、ここのモンスター強いからな、気をつけろよ」 討伐隊の副隊長が言った。だったらこんなところに新人を連れて来るな。 「お前たち、まだ間もないよな。ここで待ってろ」 「いえ、行きます。山の方へ行けばいい石がありそう」 「こら、ごめんなさい。弟は石に興味があって」 「しかしなあ、俺たちでもお前たちを守れるか」 「ここに連れて来たのは飯の準備とかあるからな」 ああ、そうですか。それで。新人の狩猟者が必要なわけね。 討伐隊は私たちを置いて討伐に行ってしまった。私たちはそれまで食事の用意だ。キャンプをするのは川の近くで見晴らしも良い。 「姉ちゃん、ここすっごいいい石がある」 「あら、そ。使えそうなの2、3個。使えるようにしてちょうだい」 「使えるようにね、わかった」 感じる。こんなに見晴らしがいいのに、姿がない。そういう感じがするのはモンスターがいる。 私は武器を構えた。 「来るわよ!」 「あいさー!」 出た。それは魔獣と恐れられているらしいベルクモラシー。大きなベッドくらいあるトカゲだ。弟が使える石を天に放った。 「焼き焦がせ!」 もはや命令にしか聞こえないが、炎の魔法石。弟がさっそく見つけた宝石はベルクモラシーを軽く焼いた。怯んだそれを私は剣ですかさず一刀両断。ベルクモラシーの息の根を止めた。 「おーい! 大丈夫か!」 「はい、大丈夫です」 「ベルクモラシーじゃないか、お前たちが?」 「新人のくせにやるじゃないか?」 「ええ、だって、私の田舎じゃ、ちょっとした御馳走ですよ」 どうやら、私のど田舎では普通なことでも、都市じゃとても腕ききの狩猟者のようだ。そして、都市ではどうやら『野蛮』の代名詞らしい私のど田舎......。
|