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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
なんとまあ、よく生えてる雑草の名前。 傘 また忘れた。 これで通算50回記念すべき日だ。 今回忘れた場所は電車の中。一応問い合わせてみるか。半ば諦めて駅員に聞いたところ、確認してみるとのこと。やや待って帰って来た答えは、該当する傘が5本ほどあるそうだ。 そしてまたしばらく待つと、該当する傘5本が目の前に置かれた。 「この中にあなたの傘はありますか?」 正直どれも見覚えがあった。そうだ、イニシャルを入れてあるので一つずつイニシャルを入れたところを見る。 5本とも自分のだった。 「お客さん、これはどういうことですか?」 駅員がいぶかしげに自分を見る。それはこっちが知りたい。 「たぶん、私は傘を忘れることが多いから、電車に置き忘れることも多々あるんです。その傘を他の誰かが使ったりすることがあるとすれば、その傘を今度はまた電車に置いておくのではないでしょうか? ちょうど今日みたいな朝に雨が降って、夕方晴れた日には電車に置いて行く。どうせ自分のじゃないのだから忘れてもたいしたことじゃない。返したって思うくらいなのかもしれない」 とにかく、5本とも自分のなのだから引き取った。 たぶん、そんな傘がまだまだ出て来そうだ。 一週間後、電話があった。あの駅員からだ。 「同じような傘がありました」という内容だ。その時の駅員はイニシャルのところを覚えていて忘れ物として届いた傘全部を見てくれたらしい。駅へ行ってみたら、大量の傘が置かれていた。 「全部で45本あります。あなたのイニシャルが入っていました」 記念すべき日だ。置き忘れた傘が全て戻ってきた日だ。
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