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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
来月のイベント(映画を見るというアレ)に備え、友人と打ち合わせ。 日記(軽いSSとして) 男には結婚もせず孤独な人生を過ごし、ついには病で余命三ヶ月と宣告された。 病床にて、我が人生を振り返るが家族はなく、それが寂しかった。そこで、日記帳を用意してそこに二十代の頃からの日記を書いた。それはそれは幸せな日記。見初めた女と付き合う事になった二十代前半。二十代後半には結婚、そして、三十歳には待望の女の子が産まれたなど、まさに自分が歩んだ人生とは正反対のことを書いた。 しかし、男はそれを破り捨てた。 そして、本当の人生を書き綴った。 二十代前半、父と母と兄弟で家族水入らずの旅行。二十代後半、何度か就、退職ののち、希望の就職先へ。三十代には仲間たちと一緒に一大プロジェクトを成功させる......。 よくよく振り返ればそれほど悪い人生でない事に男は満足した。 同僚が毎日のように見舞いに来てくれるのもいい。まだ、死にたくはない。 そう思って男は三ヶ月後自分が健康に生きていて、その日も元気に会社へ行くという内容の日記を書いた。 三ヶ月後、日記の通り男は元気に会社へ復帰した。 奇跡が起こったと男は喜んだ。実は男はその後も三ヶ月先の日記を書き続けていた。予定では結婚も考えている。日記の通りの内容とはいかなかったがそこそこ幸せな人生を送ることが出来るようになった。 しかし奇跡ではない。ただ少し調子が悪かっただけ。余命三ヶ月の病は誤診だった。
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