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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
なんでかっていうと、当時者ではないから。むしろ、この先気づかずにいたらまた大変な事になっていたくらいにして。 「今のピジョネがあるのは、ライフォート家があってこそ。父......オーナーはあなたたちの旅のサポートをするように命じる。逆にあなたたちをそのまま出せば、私は末代まで恥さらしとされるわ。なので、徹底的にサポートさせていただきます」 シェナはきっぱりと言い放つ。兄弟は呆然とするしかなかった。そして、どういう状況であれ彼女は自分たちに付いて行くものだと思った。 「名乗るべきじゃないと思ったけど」 「名乗らなくても、こうなるとは」 彼女はドアを開ける。もう何も飛んで来ない。しかし、日は傾きもうそろそろ夕方になろうとしている。 「あらら」 「お部屋の準備は整ってますよ、お客様」 支配人はにこやかに言った。
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