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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
明日はキナコさんお別れ会なんです......。 シェナが放ったナイフは空を切っただけで再び矢が放たれた。それをさっと建物の中に入り防ぐ。彼女たちは宿の中へ退散したのだ。 「もう、ドアの修理代払ってもらわないと」 シェナはそう言い捨てて、いまだ放たれる矢にイライラする。 「あーあ、これじゃ外にも出れない。魔術師がいれば良かったのに」 セントが無言で弦楽器を奏でる。気づいたシェナが何かを言いかけてやめる。クレッセが歌い始めたのだ。それも昨夜の音痴ではない、セントが奏でる音に合わせて歌っている。 「なんで......」 突然、空が曇り出した。そして、雪が降り始める。それが吹雪となり矢をも跳ね返した。宿内が急に寒くなる。支配人が暖炉に火を入れた。 「あなたたちはライフォール兄弟では?」 「知っているの?」 兄弟は演奏や歌う事をやめず、ただ笑みを返した。
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