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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
そんなわけで今日は明日の文章を書きます。 使い物にならないハンカチをパイルは丁寧にたたんで懐にしまった。後で処分する。 「全く、魔族のくせに魔族を呼び寄せるなんてな」 「そりゃ、人間から魔族になったってのは、プライド高い魔族にとっちゃ面白くないらしいからな。だからといってあからさまに襲って来るのもなかなかいないんだけど......」 「俺もお前みたいに魔力を吸う能力が欲しいね」 「まあ魔力切れで倒れるってことはなくなるな。いざとなったら自然に含まれる魔力を取り込む事もできるし......なあ、パイル」 「何?」 「俺、しばらくアンタから離れる」 「なんだ? やっと飽きたのか?」 そう言いつつもパイルは落ち着かなかった。 「俺もまだまだだ。魔族の一人や二人簡単に消滅出来ないようじゃ人間についてまわる事が出来ないって思えて来た」 「いや、結構簡単に撃退したんじゃないか?」 「昔旅したやつらって、結構規格外ばかりだったからな、大勢だったし」 それまでの執着はどこへ行ったのか? パイルはなんだか腹立たしくさえ思う。 「俺はしばらく修行でもしてくるよ」 「勝手にしろ」
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