気まぐれ日記
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2012年08月25日(土) こんなところで黙って再開

 この日記は8月28日に書きました。

 この日って24時間テレビでしたね。なんか全然見る気なかったのに、ニノさんの2時間ドラマ見ていて、コレってギャグコメディ?とかおもっちゃったくらいです。マラソンなんか「無理して走ってどうなるんだよっ!」いつも思います。そんなのアマチュアとかプロに任せた方がいいじゃないか。第一人間は昼動く動物なんだから、夜通しマラソンなんて絶対良くないって。そんな良くない事推奨する番組っておかしいじゃんって、毎回思います。




 最終話

 ブロードには一つやり残したことがあった。
 「アンタ、絶対知っていただろ?」
 守り固めた王城でもブロードはなんなく入って行く。扉も何も必要ない。ただ姿を消して進めばいい。
 「なんのことだ?」
 かなり不機嫌な声と表情でそれは迎えた。ブロードがやり残した事は、グオンへの文句、愚痴を言う事だった。
 「イリンダの口車に乗るようなアンタじゃないのは確かだが、相手が女だからって甘いだろ」
 「甘くて何が悪い」
 それが事件を起こしイリンダを苦しめたのだとブロードはこぼした。
 「結局あの娘に解らせることも、痛い目に会わせる事もできないから俺によこしてきたようなもんだろ」
 「仕方が無いだろう。彼女はお前が望みだったんだ。むしろ私は振られてしまったようなものだ」
 「けっ」
 「そして、彼女は不老不死になれたのか?」
 「いや、そんな魔法絶対作らねえ。それっぽい演出をかましてやった」
 苦しめたのは少々可哀想な気がするが、自業自得だ。数少ない知り合いを埋めたのだから、少しでも薬になればいいだろう。
 「そうか」
 「アンタは、どうしてアンデッドなんかになった?」
 不老不死とアンデッド、どう違うのかブロードには詳しくは知らない。本人がそう言うのでそう言った。
 「お前はどう思う?」
 グオンの性格を考えれば自分からなったということはないだろう。グオンには細く淡い魔力が宿っていて、それが彼を生かしている。弱いながらも永久的なものであり、ブロードはそれを吸い取ることが出来ない。
 「誰かの願いだな」
 アンデッドになってしまったのは予定外だったのだろう。蘇生魔法。千年以上も前に、この地には魔法があったのだ、と内心感嘆する。
 「アンタに生きて欲しかったんだ」
 グオンの表情が妙になったので、ブロードは退散する事にした。
 
 パイルは呆れたような顔で出迎えた。
 「いなくなったと思ったら......」
 「ちょっと野暮用があって」
 「ずっと野暮用してればいいのに」
 「ま、俺は姿消してっから、気にせず旅続けてろよ」
 ブロードはパイルの前ですうっと消えてみせた。
 「ずっと姿消してればいい」
 
                         完


草うららか |MAIL

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