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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
なんつーか、黙っているというのは性分じゃないです。 そう起きたところは棺の中。そして学校理事の陰謀に巻き込まれ、イリンダの陰謀に巻き込まれた。しかし、奇妙な事に気づいてパイルを迎えにいったのだ。 「で、なんで俺を助けた? 一緒に食事をしたいとか全部終わったから迎えに来たとかじゃないだろ。お前ら魔族は自分の利益になることしかしないはずだ」 「うん、まあ、俺はもともとそういう人間だったから否定はしない。自分と家族だけにはそのためになることをしていた。でも、確かに俺がアンタを助けに行くのはおかしいのはわかっている。俺にも信じられないんだが、今やっとわかった」 「わかった?」 パイルが呆れてブロードを見つめる。 「断じて俺はかわいい姉ちゃんやきれいな姉ちゃんが好きだ。でもな、魔力はえり好みしない。自動的に吸収してしまう。だけど、アンタの魔力、どうやら身体にいいらしいんだ」 「......何それ?」 「アンタと一緒にいることで、すこぶる体調がいい。当分眠れそうにない」 「は?」 「まあ、他にいい魔力があればそっちに移るかもしれないけれど。それまで、よろしく」 「それって、どういう......」 「しばらく、ご同行するってことだ」 「......断る」 「うん、大丈夫だ。俺がアンタに付いて行くだけだから」 ブロードは笑いつつ、パイルを見る。やはり呆れたような苦い顔をしていた。 「ま、退屈しのぎさせてくれよ」
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