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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
ちょっと急いでます。 その夜、ブロードは言われた通り、モルデルドの部屋に向かった。もちろん後からアニムとイリンダが付いている。 変身を解いたブロードの姿を見てもモルデルドは驚かなかった。 「待っていた。貴様が例の魔族だな」 「!?」 それが動いた。用心棒として雇われている男がブロードに向かって剣を振り下ろす。 「なっ」 身体が切れる事はないが、動かない。 「不老不死となったその身体、研究させてもらう」 「......」 声も出なかった。研究する事で果たして不老不死とやらになれるものなのだろうか? などとブロードは考えた。 「させるかっ!」 イリンダが剣を持ってかけて来た。モルデルドの胸を一刺しする。アニムは白いカードをブロードに押し当てた。カードに何かの絵が描かれてアニムの手に戻る。 「お、動く」 再び剣を振り下ろしてくる用心棒に蹴りを食らわせた。 「やはりイリンダ、お前か」 刺されたはずのモルデルドが自ら剣を抜く。その身から血が噴き出す事はなく、当人はぴんぴんしている。 「なぜだ」 「そやつの身体はダミーだ。本物は別の場所にいる」 「そうか」 イリンダはもう一本の剣を抜く。ショートソード。それを手にモルデルドの腕を切り落とす。ブロードは用心棒に向かっていた。 「アンタ、何だ?」 魔力で強化した蹴りを受けても起き上がりブロードに襲いかかろうとする。 「魔法を今でも引き継ぐ家の者だ」 「へえ、そりゃあご苦労なこった」 「ああ、我が家は王家の魔法騎士団、騎士団長家の末裔だ」 「ほうほう、それで」 「いまや衰退する一方の我が家を復活させるために、あなたにご協力してもらう」 「ご協力って、魔力を?」 「あなたの魔力を使い、それを我が家の魔法を復活させる」 「それで、このエロジジイと手を組んで俺を? ばっかじゃね?」
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