気まぐれ日記
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2012年05月19日(土) ま、どうにでもなれってもん

 ここに週一で書かれる文章は即興のため、過去の文と噛み合なくなるおそれがございます。ご了承ください。




 かわいいにはかわいい。しかし、鏡の向こうにいる人間を見た事がある。自分をベースにしていると言うのに。
 「ブロード......」
 自分の名でなく、弟の名を呼ぶ。ああなるほど、これだ。同じ名の弟の顔だ。弟はもちろん女ではないが、こんな顔している。
 「さ、それなら任せてもいいだろう。いっちょかわいく頼む」
 「よし、じゃあ、ちょっと目をつぶってろ」
 今度はアニムのために作り上げる。彼もまた美人だ。イメージし易い。魔力を魔法に変えアニムに纏わせる。
 「どうだ?」
 まさに美少女という言葉にふさわしい。鏡をアニムに向けた。
 「胸がでかいのは、お主の趣味か?」
 エルフというのは品がないというのを前から知っていたが、開口一番それが出てくるとは思っていなかった。
 「でも、まあ、おおむね良い。魔術で作っていた姿とあまり違いはない」
 アニムは満足している様子だった。
 
 次の日、イリンダが尋ねて来た。
 「おはようございます」
 「おはよう」
 「おーすっ!」
 イリンダは誰にも見つからないように入り、そしてすぐに鍵をかけた。
 「その姿は魔法か?」
 「ああ、まあ」
 イリンダには何も言っていなかった。
 「ここまで出来るなら男子寮に入れなくてもよかったな」
 「男の姿で、制服着る勇気がなかったんだ」
 「うん、二人とも素敵な淑女だ」
 『淑女?』
 ブロードとアニムは笑い転げた。
 


草うららか |MAIL

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