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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
今のところ、解決はするだろけど何も考えてません。(なんだそりゃ) アニムの魔術を破るような魔術があるというのだろうか、とブロードは推測する。これが魔族などであったら魔力を食らい妨害している。 「でも、どうやって切り抜けたんだ?」 聞く方がバカだった。この中身が爺でも外見は中性的な美青年、女と言い張れば女なのだ。 「んふふふ、小生は二重三重の魔術を作っておったのだ。何かしらの理由で魔術が解けることもあると思ってな」 「......あそ」 「だけど、その二重三重っていうのはエラい苦労なのだ。毎日では疲れる」 「なるほど」 ブロードは腕組みして考える。 「俺、変身魔法なんか使った事ねえんだよ、実は」 「またまたぁ、小技魔法ばかり使っておるのに」 「だから今作ってみる。どうなっても知らん」 「まさか、小生を実験台にするつもりか?」 「なあ、今気づいたんだ。アンタ、言葉遣い戻っているぞ」 アニムははっとして口を一旦噤んだ。そして、小声でぼそりとつぶやく。 「......俺を実験台にするな」 「もちろん、俺が俺自身で試す」 そんな危険なことは自分自身で試すのは無謀だが、男の自分が制服を着るより、女の自分が来た方が栄える。自己嫌悪の度合いも違うだろう。 「よしっ!」 決心して早速魔法を作る。対象は自分、魔力に求めるのは姿の変化、イメージ通りに身体を変化させる。 「どうだ?」 髪を伸ばし、顔つきも少し幼く優しくした。 「おお、いいぞいいぞ。かわいい。でも誰かに似ているな」 「アンタのかわいいはアテにしていいのか?」 自分の姿を鏡に映してみる。どこかで見たことがある顔をしている。自分の顔でもあるのに......。
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