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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
即興文章です。 「最大の問題はモルベルドがこの学校に来てからというもの、男子にも入学許可になってしまったのだ」 イリンダが深刻な表情で言う。ブロードには嫌な予感しかない。 「男子寮などなかったから三分の一を男子寮にした。しかし、制服は女子のままなのだ」 「何その嫌過ぎる展開」 「ブロード、男子寮で待機して欲しい」 「いやいいけど、制服は着ないぞ」 「出来るだけ目立たないようにしたのだが、ま、しかたがない」 イリンダもそれは望んでいないようだったので、内心ほっとした。 「なあ、誰がこのドアを強化させた?」 「グオン様のご友人のようだ」 「ご友人ねェ」 あの男の友人といえる人物でこのような芸当を使えるのは......。 「同室で待機してもらってもいいか?」 「ああ、まあ」 イリンダは部屋を移動するといってドアを開けた。廊下は暗く静かで、イリンダが持つロウソクのみが唯一の灯りだった。この部屋に入って来たときよりも暗く静かだった。 「今、皆はもう眠っている」 「そんな時間なのか?」 「いや、私がそうした。でないとモルベルドが抜き打ちで仕置きに来る」 「どういう事だ?」 「痛めつけて楽しい趣味の持ち主なのだ」 「ふうん。なんだ」 廊下をなるべく足尾立てずに歩き、下の階へ向かう。一番奥の部屋についた。イリンダがノックするとすぐにノックが返ってくる。イリンダが開けると、ドアの前に17、8歳ほどの青年がいる。 「ようやく目が覚めたな」 ブロードの想像どおりの人物がいた。
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