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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
「長生きしてみるもんだな」 年始に向けていろいろ計画中です。キロルに何を差し入れようかな、などとか。 鰐塚もとい、黒田という男は「知らない」と言い続けていた。彼はボスの名すら知らないと言う。子どもをさらえと命ぜられ、一人さらうごとに金を貰ったという。この世界で働き暮らすというのがバカバカしかったと言った。 「どんなヤツだ?」 「とにかく、でかい男だよ。ところで、俺は何時になったらもとの世界へ帰れるんだ?」 鳳が戻って来た。鳳は深刻な表情で伝える。 「総大将がわかった。でもヤツはいったい何なんだ......」 彼の話によると、相手はいろいろな動物に変身するらしい。 「よくわからないが危険なことは確かだ。応援も頼んで来た」 早く取っ捕まえてなければど、彼は言った。 「明日、向かう」 「明日?」 「じゃないと大変だ」 ちらちらとカラとドッツェを気にする。 「どうした?」 「ちょっと耳いいか、柴山」 そう言われ、怪訝そうに耳を貸した。そこから伝わる振動に八郎はぞくりとした。
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