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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
「みーーーーーーっ!」て鳴いとりました。ユキヒョウの赤ちゃん。名前はまだない。 今週の一言:またホストやってます。変なホストです。実は、変なおじさんの元ネタは志村けんではない。 歩きだと、十日はかかると聞いた。確かに道は長そうだった。それでもドッツェだけは楽しそうにしている。森の中の野宿ですら少女は楽しげにしていた。同じくデグラへ向かうという商隊が森で野宿するというので一緒に混ぜて貰った。彼らの商品、主に食料をいくつか買う事で交渉は成立。更に、八郎たちが別の世界から来たということを知ると、いろいろ話が聞きたいと言って見張り番を免除してくれた。それでも夜行性なドッツェは一晩中おきていたが。 「君たちの話、面白かったよ」 と、商隊の一人が言った。八郎やアレクの話を興味深く聞いていた一人で、若く商人らしくないような風貌だった。 「この話をいつか書物にしたいな」 「こいつは小説家になりたんだとよ」 「旅の話を書いているんだよ。小説家みたいな大それた者にはなれないさ」 仲間と笑いながら青年は言った。 「それなら、エッセイストだな」 「エッセイスト?」 「日常生活で感じた事や考えた事を綴っていくものかな? うまく説明は出来ないけれど、君の旅をそのまま書いたらノンフィクションだ」 「ノンフィクション?」 「ありのまま、事実を書いた話のことさ。逆に創造の物語はフィクションって言うんだけど」 「じゃあ、ファルジはノンフィクション作家になれや」 「そうするよ。君たちの世界にはいろいろな本があるんだね」 ちなみにこの国の本も八郎に通じる字で書かれている。ドッツェもアレクも読んでわかるらしい。本当にご都合主義なんだな、と八郎は思う。
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