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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
連続夜に家にいない件。 ある時、事務所に依頼が来た。それも大きな依頼だった。 「.....と、いうわけで、この荷物を届けて欲しい」 八郎がいままで見かけなかった老人だった。とある人物に荷物を届ける。しかし、そのとある人物なるものがやっかいなことに何処にいるのかわからない、と言ったものだった。名前は、ブラッグさんというらしい。 「そのブラッグさんという方は、あなたの事、カルテンさんを知っているのですね?」 「ああ、もちろんだ。ブラッグはわしの孫だ」 「そっか、お孫さんなのですね。どの辺りに住んでいるか、わかりますか?」 「三年前、西の都、デグラから手紙が来ておった。ほれ、この手紙だ」 「西の都?」 「おお、八郎さんは異世界の方だったなあ。西の都は三大都市の一つだよ」 「じゃあ、大きな街なんですね」 「ただし、気をつける事は、西の都は隣りの国の管轄だ。今、この国を脅かしておる国だ」 「ああ、そうなんですか」 こんな危険な仕事を......と思いつつも八郎は黙った。報酬がいい。それに、他の街も見てみたかった。 「わかりました、ブラッグさんにこの荷物を届けましょう」
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