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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
とうとうチビララの愛称を投票開始しています。 国王に別れの言葉を告げて謁見の間から出た。案内役の女性に「終わりましたね」と声を掛けられて、エレベーターに乗るように言われる。 それから地上へ戻り、八郎は礼を告げて、役所を出た。 『土竜』と書いてモグラと読むっけ、と思いながら、緊張からほぐれて深呼吸をした。 「いやはや、この世界の国王とはすばらしいですね」 アレクは感心して言った。ドッツェも緊張のためかほとんど口を出さなかったが、今は「すごかったね」と興奮していた。 この後、二人はまたアイスクリームを食べ、八郎はお茶を飲んで帰った。 その夜は疲れたためかドッツェは家にいた。 「ねえ、ハチさんはこの世界にずっといるの?」 「ああ、まあ。きっと元の世界に戻れる方法がわかっても、ここにいたいだろうな」 「あたしも一緒にいていい?」 八郎はドッツェを見る。テーブルに向かい合って座っている少女の瞳は澄んでいる。 「いいけれど、後悔はしないか?」 「しないしない、しないよ! あたし、ハチさんと一緒がいいもん」 「なら、そうしようか。当面はこの世界で暮らすしかないんだからな。仲良くやってこうぜ」 「うん。あたし、もう疲れちゃったよ。おやすみ」 「ああ、おやすみ」
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