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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
そろそろ錆びない自転車ってあっていいと思う。 それからしばらくは何も無かった。豊かな森の風景だけが続いていた。やがて暗くなり始め、一行は野宿する場所を決めた。携帯食と水で済ませて後は休む。 「番は俺たちにまかせろや」 ブリアとマグナで見張りをすると言う。とはいいつつ彼らも寝袋に収まっている。 「狼とかが来てもすぐに気づける」 ブリアとマグナの気配をとらえる能力が高いらしい。 「では、これは消えないようにする」 淡い光を中に浮かせた。魔力によって生まれる光で、炎ではない。しかし光を嫌う獣が近寄れば輝きを増して襲う。 「無理はするなよ」 何かあったら遠慮なく起こせと伝えた。 この森で一番怖いのは、肉を好む獣たちよりも、騙して混乱させる妖精たちなのだ。
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